彼は何者か?その答えは風の中にある
生ける伝説ボブ・ディラン。その人生が6人の豪華キャストにより、36曲の名曲とともに綴られる
詩人、無法者(アウトロー)、映画スター、革命家、放浪者、ロックスター。実在のボブ・ディランのさまざまな人格を投影した6人のディラン。やがて明らかになる謎に包まれた伝説のアーティスト、ボブ・ディランの実像とは・・・。
出演:クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ベン・ウィショー、シャルロット・ゲンズブール、ブルース・グリーンウッド、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズ
★★★★★ 孤独と自由
何故、ボブ・デュランがノベール賞を受賞したのかを知るひとつの資料として購入しました。大好きな女優のケイト・ブランシェットが素敵でした。
★★★★★ 素晴らしい(T_T)
映画館に二度通ってしまった。ディランをまったく知らない私でも楽しめた(^^)vなんすか、巧くないですか、この作り方。天才?女性にディランやらせるなんて最高!ジャケット見たら、確かにそうだってぐらいディランぽかった(^-^)あと、黒人の子供に小さい頃をやらせるとか、凄く上手いと思う。ディランという人の純真がよく伝わってきた。真面目なんだろう。ただ真剣に音楽を求めた結果、すべての音楽に通じてしまったのだろう。しかし、題名が憎いし、タイトルバックもセンス有りありだった。この映画の洒落は凄いよ。人類の力の偉大さを感じてしまう。音楽なくして人生なし(^^)v
★★★★☆ よろしいんじゃないでしょうか
顔も性別も人種も異なる六人の俳優が、てんでバラバラなディラン像を演じております。しかも、それぞれのエピソードが誇張というか、ずらしているというか、かなり歪んだ演出になっています。「なんなんだ?」と思っても見たんですが、要するにこれはアメリカ人の頭の中にあるボブ=ディラン像、もしくはボブ=ディランに重ね合わせている物語を映像でつないだってことなんでしょう。だから、ボブ=ディランの伝記映画を期待する人から観たら無茶苦茶としか言いようが無いし、無茶苦茶な割には当時のTV映像やら映画を巧妙に引用しているあたりも神経を逆撫でされて腹立たしくもなるのでしょう。この映画を観た後で「ニューポート・フォーク・フェスティバル」の映像を見たんですが当時の会場風景を丹念に再構築した上で、映像を捏造しているのがよく分かりました。単に無茶苦茶なのではなくて、かなり綿密に映像は作り上げられています。その上で、「俺はそんなところには居ない(I’m not there)」というタイトルが重なってくるのが、この映画の妙味でした。こういうのを嫌いな人はいるだろうし、実際、そういうレビューも出ていますけど、たいへんに知的操作をやっている映画です。ボブ=ディランを知るための映画ではなくて、アメリカ人がボブ=ディランについて何を深層意識レベルで感じていたのかを観る映画と思ったほうがよろしいかと。突拍子も無いイメージも笑えましたので、私は好きです。
★★★☆☆ ディランファンとしては面白かった
ディランのファンなので面白く感じました。しかし、逆に言うとディランについての伝記的な知識無くこの映画を観たら
ちょっと理解できないかも。伝記的知識があるから、この場面はこういう風にズラしてるんだなとか考えて面白いんだけど、それが無いと意味不明な場面の羅列にしか見えないかもしれません。
作品の詳細
作品名:アイム・ノット・ゼア |
原作名:I’m Not There |
監督:トッド・ヘインズ |
脚本:トッド・ヘインズ |
公開:アメリカ 2007年11月21日、日本 2008年4月26日 |
上映時間:136分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2000万ドル |
興行収入:1100万ドル |
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