正義を貫いた夫婦の絆と身分を暴露されたスパイの衝撃の物語を描く極上のクライム・サスペンス!
ストーリー:9.11同時多発テロ以降、アメリカはイラクが大量破壊兵器を保持しているとしていた。だが、CIAエージェントのヴァレリー(ナオミ・ワッツ)と元大使で夫のジョー(ショーン・ペン)は、捜査の結果、イラクに核開発計画がないことを突き止める。しかし2003年、ブッシュ政権は夫妻の報告を無視し、イラクへ宣戦布告する。ジョーは”真実”を世間に公表するため新聞に自らの調査報告を寄稿し、一躍論争を巻き起こす。すると、報復としてジャーナリストたちにヴァレリーがCIAの秘密諜報員である情報がリークされてしまう。たちまち世間からの批判を一斉に浴び、孤立無援に陥るヴァレリー。歴史のうねりに巻き込まれながらも、己の信じる”正義”と”愛”を貫く戦いが今、始まる。
出演:ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、サム・シェパード、デヴィッド・アンドリュース、ブルック・スミス、ノア・エメリッヒ、ブルース・マッギル、マイケル・ケリー、アダム・ルフェーヴル
★★★★★ アメリカの凄さを観た!!!
我々と異なる国家観の違いの違いに強く強く畏敬の念を感じた。個人が、強大な国家悪に対して、徹底的に戦い抜く凄さ、感服!ナオミ・ワッツ, ショーン・ペン,演技を超えた迫力!ひたすら見とれる歴史的傑作!!!
★★★★★ アメリカは戦争大好きの国だとわかる映画
9.11から無理やりのこじつけでイラクに侵攻したアメリカ。その前段で、アメリカは調査した内容や事実を捻じ曲げ、勝手に情報操作をし、イラクが核開発をしていると断定。侵攻を正当化したのである。しかし、この映画に出てくるご夫妻は、それが嘘であるという事実を公表した。最後にご本人の法廷での発言映像が出てきます。「テロとの戦い」がなぜ「国家」との戦いになってしまったのか。敵国を作りあげ、戦争を繰り返さざるを得ないアメリカの姿が見えてくる。まさに三流国家である。欲を言えば、こんなバカげた戦争に加担した小泉にも少しだけスポットを当てて欲しかったと思う。
★★★☆☆ イラク戦争の大義名分である多量破壊兵器がなかった事を告発する映画
イラクの大量破壊兵器根絶を目的としたイラク戦争の結果は、衆目の通り、破壊兵器は全く出てきませんでしたが、そのことをテーマとした映画です。妻ヴァレリーはCIAで、多数の国で工作活動をする要員、夫ジョーは、元大使で、現在、貿易商。妻の要請で、イラクが核を輸入しているかニジェールに調査に行ったジョー。その調査の結果、ニジェールからウラン(イエローケーキ)がイラクに大量に輸出されたと考えられる可能性は低いという調査結果をCIAに報告したにも関わらず、その結果は無視され、イラク戦争開戦。ジョーは、その調査結果を公にする。その結果、ホワイトハウスから報道攻撃にさらされ、妻のヴァレリーはCIAを解雇されてしまう。それで、二人はホワイトハウスに立ち向かうというストーリー。ナオミ・ワッツの魅力的なシーンが多いのが特徴の映画ですが、テーマが重いこともあって、通常の痛快アクション映画ではありません。陰謀もそれほどドキドキするものでもなく、途中に発生するジョーとヴァレリーの夫婦間の葛藤もそれほどハラハラするものでもありません。一応、実話をもとに、みたいなつくりになっていますが、そのことが、映画の真実味を増しているわけでもなく、どーもイマイチって感じでした。一応、最後までみることができたので、星3つ。
作品の詳細
作品名:フェア・ゲーム |
原作名:Fair Game |
監督:ダグ・リーマン |
脚本:ジェズ・バターワース |
公開:アメリカ 2010年11月5日、日本 2011年10月29日 |
上映時間:108分 |
制作国:アメリカ、アラブ首長国連邦 |
製作費:2200万ドル |
興行収入:2400万ドル |
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