観客の希望を絶つ禁断のゲーム。開始。
「明日の朝まで君たちが生きていられるか、賭けをしないか?」招かれざる客が誘う、理不尽で残虐な恐怖のゲーム・・・。想像を超える壮絶な惨劇を、あなたは最後まで正視できるか?
ストーリー:湖畔の別荘で夏のバカンスを楽しむ3人家族の前に現れた招かれざる客・・・。それは純白の手袋をし、純白のポロシャツに素足を晒した2人の美青年だった。隣家の遣いと称して現れた彼らは、最初は礼儀正しく振舞うが、徐々にじわじわと冷酷で残忍な本性を露わにしていく・・・。やがて彼らが始める理不尽な“ゲーム”。何の罪もない、愛に満ちた家庭が純正暴力へと晒される。彼らにはなす術はないのだろうか。タイムリミットの朝。ゲームの覇者となり生き残ったのはいったい誰なのか・・・?!
出演:ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、マイケル・ピット、ブラディ・コーベット、デヴォン・ギアハート、ボイド・ゲインズ、シオバン・ファロン
★★★★★ 面白い
最高に胸糞悪いが、ミヒャエル・ハネケの作品が好きな方は気に入ると思う。マイケル・ピット、ナオミ・ワッツの演技も良かった。マイケル・ピットが演じた美形サイコパスが何より最高だった◎
★★★★★ 何もわからないけれど
芸術とか、そういった類の事は馬鹿な私には分からないので、ただの感想を。ぞくぞくしました。アクションもののような派手な感動でもなく、かといって悲劇ものの切ない感じでもなく、何と形容すればいいのかわかりませんが、何かが込み上げてきました。不快感がありましたが、それがまたえもいわれぬ感じで、ぞくっとしました。
★★★★☆ オリジナル版の方が良かったが・・・
オリジナル版の方と比べるとやはりそちらの方がインパクトがありましたが、こっちはこっちで面白かったし、精神もやられた。まぁこのような映画はめったに無いし、作った人もすごいと思います。
★★★☆☆ 現代的にアレンジはされているけれど
途中まで、日常に表出した暴力という意味で、『時計仕掛けのオレンジ』の焼き直しかと思っていたら、後半のメタ的な展開が意外性を与える。ラスト近くに虚構と現実について主人公が言及するなど、結構、説明的であったりするので、言われるほど暴力的な映画という感じはしなかったし、嫌な思いはしなかった。暴力にカタルシスを与えないという点では、理知的だとは思うが、わざわざ映画でそれを感じる必要があるだろうか。思考的な広がりという点では面白いとは思うが、もう少し感覚に訴えるところが欲しかった。
★☆☆☆☆ 最強に後味の悪い映画
ゆっくり殺される恐怖。観ているこっちも心が虐めらる、ジワジワと長時間。残虐シーンをあえて映さないことで、観る者の想像力を掻き立てる。まるで人間の性悪説を試されてるかのよう。胸糞気分が悪くなり、二度と観たくない映画だが、ループする完全犯罪を思い返し「自分ならいつ逃げ出せたか」をついつい回想してしまう。まぁ、作り手の狙い通りといった所か。ちなみにあの時間を巻き戻すリモコン。あれはズルイよ、興醒めだよ。あれのせいで全然アンフェアなゲームになってしまった。
作品の詳細
作品名:ファニーゲーム U.S.A. |
原作名:Funny Games U.S. |
監督:ミヒャエル・ハネケ |
脚本:ミヒャエル・ハネケ |
公開:アメリカ 2008年3月14日、日本 2008年12月20日 |
上映時間:111分 |
制作国:アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ |
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