ドラマ

パブリック・エネミーズ

実在した伝説のアウトロー、ジョン・デリンジャーと彼の恋人との逃亡劇を、ジョニー・デップ主演で描いたギャングアクション

ストーリー:実在した伝説の銀行強盗、ジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)。大胆不敵な彼の手口と汚れた金した奪わない犯罪美学は、彼を時代のヒーローとせしめるのだった。1933年、アメリカ。大恐慌の暗澹たる時代の中、銀行強盗のジョン・デリンジャーは“黄金時代”を謳歌していた。利益を独り占めする銀行のような強者からは金を奪っても、世間一般の弱者からは一銭たりとも奪うことはしないという独特の美学を貫きとおす彼は、その紳士的な振るまいと圧倒的なカリスマ性によって、いつしか不況に苦しむアメリカ市民のヒーロー的存在となっていた。そんなある日、彼はバーで神秘的な魅力に溢れた女性、ビリー(マリオン・コティヤール)と運命的に出会う。銀行強盗であることも隠さずに、誠実な心で接してくれる情熱的で一途なデリンジャーにビリーは次第に魅かれていく。 一方、捜査局の長官エドガー・フーヴァー(ビリー・クラダップ)は、デリンジャーをアメリカ初の『社会の敵ナンバーワン』として指名手配し、捜査の包囲網が徐々に彼らを追い詰めていくのだった・・・。

出演:ジョニー・デップ、マリオン・コティヤール、ジェイソン・クラーク、デビッド・ウェナム、スティーヴン・ドーフ、スティーヴン・グレアム、ジェームズ・ルッソ、ジョヴァンニ・リビシ、チャニング・テイタム、クリスチャン・ベール、ビリー・クラダップ、リーリー・ソビエスキー、エミリー・デ・レイヴィン、リリ・テイラー、キャリー・マリガン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 男が惚れる男の映画

舞台は1930年代アメリカのクライムシーンでも武闘派から経済ヤクザにかわろうとしていた。時代遅れの銀行強盗ジョン・デリンジャー ( ジョニー・デップ)は周囲の協力を得られなくなっていき、次第にメルヴィン・パーヴィス捜査官 ( クリスチャン・ベール)に追い詰められていく。社会の敵ですから、デップには共感できないはずなのですが捜査官の魅力を極力減らす演出で応援したくなります。ビリー(マリオン・コティヤール)という女との出会いも刹那的でより一層魅力が増します。マイケル・マン監督はきっと車、ガンが好きなんだろうなと感じます。衣装も素敵です。

★★★★★ ドン・フライの無言演技

2009年アメリカ製作のアクション作品。1930年代、実在した銀行強盗ジョン・デリンジャーと、司法省捜査局長官 J・エドガー・フーヴァーに任命された、メルヴィン・パーヴィス捜査官との戦いが描かれている。『ヒート』『コラテラル』『マイアミ・バイス『『ブラックハット』で、迫力の銃撃戦を撮ったマイケル・マンの技術は、もちろん本作でも披露されており、特に森の隠れ家での銃撃戦は、現存していたホンモノの現場で再現する力の入れよう。超リアル再現思考の監督に影響されてか、それぞれの役者も各自演じる人物の当時を知る証言者をあたり、徹底した聴取から完全に演じる人物を再現し、銀行強盗の手法まで、経験者(元犯罪者)から演技指導を受ける徹底ぶり。143分という上映時間が苦にならない、淀みないストーリー展開も心地よく、クライマックスは感動的で、決め台詞も有り、全く隙なしの完璧な作品。その風貌を買われて大抜擢されたであろう格闘家ドン・フライの出演には驚いたが、台詞なしなのに重要な役どろこを、あの佇まいだけで演じているのは、本人の才能か?監督の采配か?

★★★★★ 大衆の敵とは。メディア戦、宣伝戦。

この映画、ちょうど第二次世界大戦を時代背景としたとある銀行強盗の末路を描いた作品です。もちろん、主演はあのジョニーデップです。まず、デップの演技がいい。とにかく、カッコイイ。時代からして、服装もオールドファッションなのにもかかわらず、全然時代を感じさせないそんな着こなしはデップだからできるのかもしれません。それと、この映画、いや〜すごいね。もちろん、デップ様の末路としてのストーリーもばっちり文句なしなんですが、それと同時に進行するのが、アメリカという国の変化です。ちらりちらりと出てくるFBI長官のフーバー。彼もこの作品では重要な人物の一人です。なんせ、カントリーのアメリカを中央集権国家にすべく、デップ様の銀行強盗事件を巧みに、映画という情報宣伝機能を使い、果たしてしまうわけですから。ルーズベルトは、ラジオで対日戦を煽り、そして、フーバーはデップ様をパブリックエネミーとして大衆に煽ることで、FBIを創り上げたわけです。そのストーリーを見事に描いているし、なんせ楽しい。映画のはじめのあたりで、とある議員が、FBIの予算請求に対して、その予算増額額は、銀行強盗が強盗する金額よりも多いじゃないかとフーバーにケチをつけるわけですが、そのあたりもなかなか。さすがです。だって、税金も、銀行強盗も、お金を強制的に取るという意味では同じですから。もちろん、アクションも、ド派手なマシンガンをぶっ放して行われるので、見応えアリ。それと、やっぱり、デップ様演じる主人公の性格描写もとても巧み。義賊的なところあり、義理あり、愛した女に一途アリ。というわけで、この映画は観ないと損。星5つ決定です。

★★★★☆ 本人が演技してると勘違いするほど

実在の人物の物語。ジョニーデップの演技力が秀逸。ギャングなのに逃げ延びて欲しいとドキドキしながら見た。

★★★☆☆ 長い

とにかく「長い」と思ってしまう。日本ではジョニー・デップをクロースアップした方が売り上げには良いんだろうが、この作品においてはクリスチャン・ベールが出てくるシーンの方がピリッとしているように思う。監督の意図としては、当時のドキュメンタリーを見せている(再現している)ような映画を目指していたんだろう。それ故にか、ストーリーに押し出しの強さが無い。そのストーリーを複数の人間の視点から見る為、尺が長く感じる。飽きちゃうんだなぁ・・・。

★★★☆☆ 何だかなぁ………

肉付け不足か、内容に厚みがない。役者は揃っているのだから、いつか面白くなるだろうと期待して観ていたのだが、見事に裏切られた感じ。

★☆☆☆☆ 起承転結のない映画

デップの演技はかっこよく、衣装や舞台など雰囲気はでています。が、いかんせんプロットがな〜・・・銀行強盗する→撃ち合い→逃げる→捕まる→逃げる→銀行強盗する・・・の繰り返しみたいな映画。正確にはそんなことなかったかも知れませんが、印象はそんな感じ。これを2時間半くらい見せられるわけで、実に退屈だった。禁酒法など魅力的な1930年代アメリカを舞台にジョン・デリンジャーという魅力的な題材とジョニー・デップという稀代の俳優を使い、なんでこんなことになるんだろう?

作品の詳細

作品名:パブリック・エネミーズ
原作名:Public Enemies
監督:マイケル・マン
脚本:ロナン・ベネット
公開:アメリカ 2009年7月1日、日本 2009年12月12日
上映時間:143分
制作国:アメリカ
製作費:1億ドル
興行収入:2億1400万ドル
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