スリラー

ダークシティ

全てが“謎”に包まれた新世紀SFスリラー!

ストーリー:凄惨な殺人現場で、記憶をなくした状態で目覚めたジョン・マードック(ルーファス・シーウェル)は、やがて自分が、警察や彼の妻だと名乗る女など、様々な者に追われていることを知る。その中には青ざめた顔の謎めいた男の一団がいて、どうやらこの街・・・そして住人・・・は、すべて彼らに支配されているらしかった・・・。

出演:ルーファス・シーウェル、ジェニファー・コネリー、キーファー・サザーランド、ウィリアム・ハート、リチャード・オブライエン、イアン・リチャードソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 普遍的なテーマを扱っている

『マトリックス』で描かれている世界観と似ているが、どちらも、ある意味「本当の現実」を表現している。この世も例外ではなく、皆眠らされているのが現実であり、全てはカミと名乗るペテン師に踊らされているだけ。その騙しに気づいた者だけが、目覚めることが出来るという点では共通している。「目覚めよ!」といいつつ眠らせようとしている、ペテン師を信じる多数のグループには気をつけよう。何かを信じることを一切辞め、全てを検証して人生の全てを洗い出せば、目覚めることが可能となる。物語の感想として、最後の戦いは少々迫力が無いが、それはCGを使わない当時の限界かもしれない。それ以外での「町が変形していくシーン」は気合が入っていて見ごたえがある。(コマ撮りか?)デザイン性の感覚では、『砂の惑星DUNE』と似ている。最初から最後まで飽きさせることの無い、興味深い映画だった。ここ数年来、久しぶりに見ごたえのある映画だった。

★★★★★ 掘り出し物

おもしろい。この映画が1998年、『マトリックス』が1999年制作だから、ほぼ同時期ですが、世界観が似てますね。誰かが記憶を支配している世界。あした、別の人生に切り替わっても、さほど抵抗もなく1日が過ぎてしまうという、わたしたちの日々の現実感のなさ、1日1日の淡泊さ、軽さのようなものが、味わい深い。箱庭のような作り物の世界という意味では、『トゥルーマン・ショー』にも似ていますが、あれも制作年は1998年でした。後半のくだり以外はCGをあまり使わずに、なるべく実物というか小道具でSF的世界観を表現しようとしているのがいいですね。CG合成ではなく、特撮って言うんでしょうか。CGよりリアルですね。映画の世界観が最後までぶれないので、見て良かったと思える映画でした。マトリックスより、好きかも。

★★★★☆ あり、と思います

なかなか引き込まれるストーリーで、思ったより面白かったです。ただ、エンディングというか種明かしの部分が少し丁寧さやらが欲しいようにも思いましたが、あり、と思いました。

★★★★☆ 「ヒトの心」とは何のか、を課題としたSF映画。

観ていて、とても興味深かったです。同じ人物でも、脳内に記憶されている内容が変われば、外見は同じでも全くの別人になってしまう。これまでの生い立ち、出会った人々、築いてきた関係等に関わる記憶が入れ替わる、書き換えられることによって、自分自身の生活もガラっと変わる。同時に記憶が書き換えられるということは、ある人に対する想い、自分自身の感情も変わっていく。主人公を例にすると、妻に対する感情の変化というのがよくわかりました。ヒトの記憶が連なって、心(感情)が定まっていくものなので、記憶がしっかりしていなければ、「ヒトの心」ってのは、凄く脆いものなんだなと感じました。テーマがヒトの内面だとか精神的なものであるので、派手なアクションなどはそんなにありませんが、世界観等とてもしっかりしている作品でした。とても面白かったです。

★★★☆☆ 脳即心ではない

独特の世界観とクライマックスの主人公のセリフが良かったです。キャスティングも良いです。キーファー・サザーランドのマッドサイエンティストぶり、なかなかでした。この映画はまだ21世紀になっていない時代の作品ですが、脳科学をはじめとした神経科学の発展著しい現代にも通じる部分があるかもしれません。心と記憶の関係をもう少し上手く描いて欲しかった。

作品の詳細

作品名:ダークシティ
原作名:Dark City
監督:アレックス・プロヤス
脚本:アレックス・プロヤス
公開:アメリカ 1998年2月27日、日本 1998年11月28日
上映時間:100分
制作国:アメリカ
製作費:2700万ドル
興行収入:2700万ドル
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