コメディー

サムサッカー

17歳になっても,“親指を吸う”僕。これってやっぱりマズイよね?

ストーリー:オレゴン州の閑静な郊外住宅地に暮らす17歳の少年ジャスティン(ルー・テイラー・プッチ)は、いまだに親指を吸う癖が治らず悩んでいた。そこで、行きつけの歯医者がジャスティンに催眠術を施し、その癖を治すことになる。しかし彼は、指を吸わなければ不安を解消する術がなく、自分の行動をコントロールできなくなっていく。ついにはADHD(注意欠陥多動性障害)と診断された彼は抗うつ剤を服用するようになるが、すると見違えるように活動的に。さらにはマリファナにも手を出すが、再び不安症状に戻ってしまう。そんな中、自分だけでなく家族それぞれが不安や悩みを抱えていることに気づくジャスティンだったが・・・。

出演:ルー・テイラー・プッチ、ティルダ・スウィントン、ヴィンセント・ドノフリオ、キアヌ・リーブス、ベンジャミン・ブラット、ケリ・ガーナー、チェイス・オファーレ、ヴィンス・ヴォーン、ナンシー・オデール


視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 愛すべき不器用な人々

人に愛されないことを気にするあまり指しゃぶりが止められない青年ジャスティン。中流階級で育ち、幸せな家族に囲まれているし、恵まれた境遇で不満のない生活を送っているように思える。でも実際は、青年期特有の悩みを感じている。そんな一見甘ったるい状況も、青春の甘酸っぱい匂いと緩やかな雰囲気の中、なんだか優しい目線で見守ってあげたくなる。ジャスティンだけではなく、周りの大人も不器用に生きていることが、優しい眼差しで描かれていて心にじんわりとくるし、爽快なラストシーンも秀逸。過激なドラマチックさはないものの、深い優しさに包まれたこの映画は、平和でほんわかした余韻を与えてくれた。

★★★★☆ 正解がない

将来や今、どうすればいいかわからずジャスティンは迷走しますが、父も母も弟、友達もそれぞれ迷いながら生活していることが見えてきてそれは自分だけじゃないことが分かってきます。最後の方でキアヌリーブスが「考えなしに生きる力が大事」というセリフが刺さりました。確かに人は、こうすれば人生すべてうまくいくというような魔法みたいな法則を探してるところがあると思います。でもそんなものあるわけもなく、だからと言って死ぬのは怖いわけで、結局生きていくしかなく、そんな時必要なのは、目標を定めてただそれに突き進む、決めたらただそこだけを目指して進む。考えなしに生きる力が大事なのかなと思いました。

作品の詳細

作品名:サムサッカー
原作名:Thumbsucker
監督:マイク・ミルズ
脚本:マイク・ミルズ
公開:アメリカ 2005年1月23日、日本 2006年9月23日
上映時間:96分
制作国:アメリカ
製作費:300万ドル
興行収入:214万ドル
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