スリラー

バトル・イン・シアトル

平和的に始まったデモ行進が騒乱へと至る5日間を、活動家、ニュースキャスター、警官とその妻、市長、そして会議に参加したアフリカ代表と学者など、さまざまな視点を通して再現した群像劇

ストーリー:1999年11月、シアトル。WTO(世界貿易機関)の閣僚会議が予定される中、地球温暖化や発展途上国での低賃金労働を懸念した活動家たちによる、大規模な非暴力デモが行われた。市長が市民と武力行使を行わないことを約束していたが、突如街中のウィンドウガラスが割られ、テレビでは警察がデモ隊に催涙ガス弾を撃つ、衝撃的なニュースが流れた。避難勧告が発令され、道はデモ隊と警官隊との衝突で塞がれ、街中が荒れ始めて行く。そしてシアトルは戦場と化す・・・。

出演:マーティン・ヘンダーソン、ミシェル・ロドリゲス、アンドレ・ベンジャミン、ジェニファー・カーペンター、レイ・リオッタ、ウディ・ハレルソン、シャーリーズ・セロン、イワナ・ミルセヴィッチ、コニー・ニールセン、チャニング・テイタム、ジョシュア・ジャクソン、ツィ・マー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 社会問題を考える作品。

ドキュメンタリーなタッチで描かれた作品であり、こういった事実を映画を通して深く考えさせられます。市民団体の反対運動派とそれを阻止する警官隊、マスコミ、役人、会議進行と、いずれもそれらを除く第三者視点を通して、その時々のそれぞれの行動を描写しています。そのため、この作品では役者の巧妙な演技というものがあまり感じられず、たとえシャーリーズ・セロンが出演していても、それはあくまで人物のひとりとしてしか感じられず、やはりその場で起こった事象に対する観察的視点がメインとなっています。この作品の製作としては、警官を夫に持つ妊婦が暴動の最中に警官に反対運動派と間違われて一撃をくらってしまうという悲劇を描写したかったに違いないのだと思いますが、事象の第三者視点をメインに据えたことにより、どうしても枝葉の範囲内の出来事としか映らず中途半端な形が少し残念です。しかしながら、こういった社会現象を映画という視点を通じて、視聴者が深く考え、社会に一石を投じ、後世にも事象を分かり易く伝えるという点ではその意味は十分あると思います。

作品の詳細

作品名:バトル・イン・シアトル
原作名:Battle in Seattle
監督:スチュアート・タウンゼント
脚本:スチュアート・タウンゼント
公開:アメリカ 2008年3月10日、日本 劇場未公開
上映時間:111分
制作国:アメリカ、カナダ、ドイツ
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