ジェーン・カンピオン監督の名を世界に知らしめた官能ラブストーリー
ストーリー:19世紀半ば。エイダ(ホリー・ハンター)は娘のフロラ(アンナ・パキン)とピアノとともに見知らぬ男のもとへと嫁いでゆく。口のきけないエイダにとってピアノは言葉の代わりであり、全てだった。しかし夫のスチュアート(サム・ニール)はピアノを海辺に置き去りにし、粗野な男ベインズ(ハーヴェイ・カイテル)の土地と交換してしまう。エイダに興味を抱いたベインズはレッスンと引換えにピアノを返すと約束をする。警戒しながらもピアノを弾きに通うエイダだったが、ベインズとの“レッスン”は次第にエスカレートし、ふたりはいつしか愛と官能の炎を燃え上がらせていく・・・。
出演:ホリー・ハンター、ハーヴェイ・カイテル、サム・ニール、アンナ・パキン、ケリー・ウォーカー、ジュヌヴィエーヴ・レモン、トゥンギア・ベイカー、イアン・ミューン
★★★★★ 素晴らしい
公開から数年後、何かのきっかけでふと見た時に衝撃を受けました。あれから20年近く経った今、再度見てやはり素晴らしいなと。色々なテーマが織り込まれ、分かりやすく無駄がない。そして芸術的。残酷なようで優しさが溢れる究極の純愛映画です。言うまでもなく、終始流れるピアノは秀逸です。主人公と娘の演技力に脱帽。
★★★★★ 相手を思う気持ち
あなたにとって一番大事で捨てられないものは何ですか?相手を思いやる気持ちが大事なんだな、、、と感じさせてくれる映画です。
★★★★☆ 女性の激しい恋
女性監督ならではの官能的な映画であった。言葉の代わりにピアノの音色で感情を表現する主人公。話の出来ないエイダ(ホリー・ハンター)にとって言葉以上に大事なピアノが嫁ぎ先の夫の不理解もあり、海辺に置き去りにされる。ベインズ(ハーベイ・カイテル)の手元に渡ったピアノは、レッスンすることを条件に戻すと約束する。ピアノを取り返す為にレッスンが始まるのだが、自由にピアノを弾かせてくれるベインズに次第に惹かれていく。19世紀という古い価値観の世界と共に敬虔なクリスチャンのエイダやその夫にとって不倫とは絶対的にあってはならない裏切りであるが、理性よりも本能で行動するエイダは言葉が話せないということもあるのか冒頭の物静かな印象とは違い非常に激しく表現されていた。逆に原住民になりすましタトゥによって野蛮な印象を与えるベインズはエイダとの恋愛関係においては実は正反対でベインズが紳士的な印象であった。いずれにしてもゾクゾクする映画だった。
作品の詳細
作品名:ピアノ・レッスン |
原作名:The Piano |
監督:ジェーン・カンビオン |
脚本:ジェーン・カンビオン |
公開:オーストリア 1993年8月5日、日本 1994年2月12日 |
上映時間:121分 |
制作国:オーストリア、ニュージーランド、フランス |
製作費:700万ドル |
興行収入:1億4000万ドル |
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