亡き人への“喪失感” を共有する者たちが、人生の紆余曲折を経て模索する『ほんとうの自分』とは・・・
ストーリー:自殺した作家の伝記を執筆するため、大学教員オマー(オマー・メトワリー)は遺族の住む南米にやってきた。作家の兄アダム(アンソニー・ホプキンス)は同性愛の恋人ピートのために危険な金儲けをオマーにもちかけ、妻キャロライン(ローラ・リニー)は伝記の申し入れを拒絶、愛人アーデンは若いオマーの出現に心を高ぶらせる。それぞれが“幸せの最終目的地”にたどり着くため、今の生き方を見つめ直していく・・・。
★★★★★ 人生に迷った時に・・・
夢を諦めきれないが自分の才能の無さも知っている人、才能を信じて応援してたけど自分の夢に気付いた人、愛しているからこそ離れようとする人、愛しているからこそ一緒にいたい人、自分のプライドが邪魔をして留まっている人、人生を諦めて留まざるを得ない人、それらが交わった時に時間が進み始めた現実では、こんなに全員がハッピーエンドになる事は無いでしょうが、見終わった後は頑張ろうと思えます。
★★★☆☆ 良かったケド・・・
オマーとディアドラのキャストはちょっとイメージと違った。特にオマーは一応中心人物というか、オマーから物語が始まるので、もうちょっと存在感のある人を持ってきて欲しかったな、というのはある。他のキャストはイメージ通り。原作を読んでから映画を見たが、キャロラインのエピソードがカットされていたのが残念。原作の全てを映画に詰め込むことはできないことはわかるが、映画を最初に見た人はストーリーの成り行きを唐突に感じることがなかったのかな、と思った。キャロラインの話にしてもキャロラインのバックグラウンドがわからなければただの意地悪なオバサンみたに見えるかもしれないと思い、もしそうだったら残念だと思う。アダムとピートのラストは映画の方が好きだ。
作品の詳細
作品名:最終目的地 |
原作名:The City of Your Final Destination |
監督:ジェームズ・アイヴォリー |
脚本:ルース・プラワー・ジャブヴァーラ |
公開:アメリカ 2010年4月16日、日本 2012年10月6日 |
上映時間:117分 |
制作国:アメリカ |
製作費:830万ドル |
興行収入:140万ドル |
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