ラブ・ロマンス

フランス組曲

1940年、ドイツ占領下のフランス・・・ 愛と使命に翻弄された男女の物語

ストーリー:1940年6月。ドイツ軍の爆撃にさらされ、パリは無防備都市となった。フランス中部の町ビュシーにパリからの避難民が到着した頃、独仏休戦協定が結ばれ、フランスはドイツの支配下に置かれる。結婚して3年、戦地に行った夫を待つリュシル(ミシェル・ウィリアムズ)は、厳格な義母と大きな屋敷で窮屈な生活を送っていた。その屋敷に、ドイツ軍の中尉ブルーノ(マティアス・スーナールツ)が滞在することになる。心すさむ占領下の生活で、ピアノと音楽への愛を共有する2人は、いつしか互いの存在だけが心のよりどころになっていく。それは同時に、狭い世界に生きる従順な女性だったリュシルが、より広い世界へと目を向ける転機にもなっていくのだった・・・。

出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリスティン・スコット・トーマス、マーゴット・ロビー、ミシェル・ウィリアムズ、サム・ライリー、ルース・ウィルソン、ランベール・ウィルソン、マティアス・スーナールツ、クレア・ホルマン、ハリエット・ウォルター

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 役者の好演が光る珠玉作

主演のミシェル・ウィリアムズと、マティアス・スーナールツの演技が素晴らしい。堅苦しい“家”に抑圧された若妻の、内に秘めた熱情が放たれるシ―ンや、占領国軍人としての任務と、良心の狭間で苦悩する姿は、胸に迫る。2人が心を通わせていく過程も美しく、印象的だ。そして、姑役・クリスティン・スコット・ト―マスがさすがの貫禄。劇中、ナチス・ヒトラ-の表現(台詞)を排しているのも感慨深い。ラストは、涙無くしては観られない。

★★★★☆ ミシェル・ウィリアムスが良かった。

戦時下で心も体も委縮している。ミシェル・ウィリアムスの怯えた演技と意識的に背筋を伸ばしたときの演技の振幅がいい。自由な時代に不自由に生きる人、不自由な時代に自由に生きられなかった人、なかなか人生は一筋縄ではいかない・・・と思った。

作品の詳細

作品名:フランス組曲
原作名:Suite Française
監督:ソウル・ディブ
脚本:ソウル・ディブ
公開:イギリス 2015年3月13日
上映時間:107分
制作国:イギリス、フランス、ベルギー
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