ドラマ

妖花

『天使』『砂塵』のマレーネ・ディートリッヒが主演する1940年作品

ストーリー:南海の島から島へ流れ渡る歌い女ビジュウ(マレーネ・ディートリッヒ)は、アメリカ海軍の脱走水兵ネッド(ブロデリック・クロフォード)と、スリと手品師のサッシャをお供に、新しい島を求めてまた船に乗る。過去を忘れるために酒浸りしている船医マーティン(アルバート・デッカー)が、彼女を求婚したが、船にはボニ・コムバの新任知事ヘンダスンの令嬢ドロシー(アンナ・リー)が乗っていると聞くと、いったん追放はされたが知事が変わったならよかろうと、ビジュウはボニ・コムバに下船する。波止場にドロシーを迎えに来ていたブレント大尉(ジョン・ウェイン)に、ビジュウは心をひかれるが、大尉も満更でない模様・・・。

出演:マレーネ・ディートリッヒ、ジョン・ウェイン、オスカー・ホモルカ、ブロデリック・クロフォード、アルバート・デッカー、アンナ・リー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ ディートリヒのイメージを踏まえながらも陽気な映画

マレーネ・ディートリヒ主演映画。破滅に向かう女という従来からのディートリヒのイメージを踏襲しつつも、映画を陽気に纏め上げるという力業に、テイ・ガーネットは見事に成功している。屋外シーンはオープンセット撮影が主体。ロケ撮影やスタジオ内セット撮影も少しあり。インドネシアの島々の南国の空気感を醸し出すことに成功している。屋内シーンのセット撮影における、柔らかい照明の美しさには目を見張る。ルドルフ・マテの素晴らしい撮影が映画のレベルを一段上げている。ディートリヒはお得意の男装にて歌うシーンもあり。陽気に振る舞いながら、映画を推進していく。周囲のブロデリック・クロフォード、ミシャ・オウア、ビリー・ギルバートらがコメディ面も担う。若きジョン・ウェインが相手役で登場。オスカー・ホモルカはマッチョな悪玉。最後にはウェイン、ホモルカ、クロフォードらが、派手な大乱闘を繰り広げる。ギルバートが刺されはするものの、意外にも陽性なシーンとして、エンディングに引き継がれていく。要所要所で海軍に気を遣っている感じがあり。時節柄、海軍慰問の意図があったのだろうか。

作品の詳細

作品名:妖花
原作名:Seven Sinners
監督:テイ・ガーネット
脚本:ジョン・ミーハン、ハリー・テュージェンド
公開:1940年2月25日
上映時間:87分
制作国:アメリカ
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