“史上最大の作戦”と称された1944年のノルマンディー上陸作戦で、決断を迫られた最高司令官アイゼンハワーの葛藤や苦悩を描く戦争ドラマ
ストーリー:米軍大将アイゼンハワー(トム・セレック)は、自分が陸海空の全権を得なければ、史上最大の作戦の成功は見込めないことを英首相チャーチルに説得し、連合軍最高司令官となる。作戦が近付いてくると、当日の天候が重要課題となり、アイゼンハワーは気象長官に正しい予報を出すように厳しく命令した。また、空挺部隊降下作戦の損失が約7割と予想され、なかなか作戦実行に踏み切れずにいた。さらに直前になって低気圧が3つやってくることが判明し・・・。
出演:トム・セレック、ジェームズ・レマー、ティモシー・ボトムズ、ジェラルド・マクレイニー、ジョージ・シェフツォフ、イアン・ミューン、ブルース・フィリップス、ポール・ギッティンズ
★★★★★ 出色のリーダー論 苦悩の決断
なんとも見事な作品。史上最大の作戦を成功に導いた最高のリーダー。人に対する愛情。正義への強く強い責任感。チームワークと最終責任者としての決断力。淡々とした演出のリアリティ。死地に向かう兵士を送り出すシーンは涙涙。世界中の愚行を繰り返す指導者に是非見て欲しい作品。
★★★★☆ 戦争映画の舞台裏
今まであまり語られなかった、あまり扱われなかった最高司令官の話です。ある意味従来のノルマンディ上陸作戦の舞台裏を扱った作品といえるでしょう。この映画は戦争映画です。しかし、戦闘シーンはほぼ全く出てきません。派手な戦闘シーンを期待するとがっかりするかもしれません。でも見終わると、今まで見てきた様々なこの作戦の話が見事に補完されます。例えば史上最大の作戦と併せてみると、まるで一本の映画のようにきれいにつながります。ノルマンディ上陸作戦に興味がある人は是非見るべき。
作品の詳細
作品名:ノルマンディー 将軍アイゼンハワーの決断 |
原作名:Ike: Countdown to D-day |
監督:ロバート・ハーモン |
脚本:ライオネル・チェットウィンド |
公開:アメリカ 2004年5月31日 |
上映時間:89分 |
制作国:アメリカ |
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