ドラマ

追憶の女

婚約者を持つ身ながら、妹の夫を誘惑し破滅させる姉の姿を描く

ストーリー:妹の夫と駆け落ちし、彼を自殺に追い込んだ姉は、今度は妹と付き合い始めていた元婚約者を取り戻そうと画策する・・・。

出演:ベティ・デイヴィス、オリヴィア・デ・ハヴィランド、ジョージ・ブレント、デニス・モーガン、チャールズ・コバーン、フランク・クレイヴン、ビリー・バーク、ハティ・マクダニエル、リー・パトリック

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 二大女優

オリビア・デ・ハヴィランドがワーナー映画の自分に対する扱いへの不満から訴訟を起こしてワーナーを去る直前の映画ですね。この映画の翌年に彼女はワーナーを去っています。ベティ・デイヴィスとデ・ハヴィランドはワーナー映画では他に女王エリザベスなどで共演していますが、どちらもデ・ハヴィランドの方が二番手で、ベットが主演の扱いになっています。この2人は私生活でも仲が良かったことで有名で、後年ふるえて眠れでも共演しています。そういう関係だけあってなのか知りませんが、デ・ハヴィランドはベットの演技を良く引き立てていると思います。本当はデ・ハヴィランドはこの映画のベットの様な役をやりたかったんだろうな、と思いながら見て楽しむと面白いです。ベットの熱演(ほとんど怪演)は素晴らしい。

★★★★☆ オリヴィア・デ・ハヴィランドとベティ・デイヴィスが姉妹役で激突

オリヴィア・デ・ハヴィランドとベティ・デイヴィスが姉妹役で競演する、ジョン・ヒューストンの監督第三作。デイヴィスの強烈なエゴイズムに、ハヴィランドを始めとした周囲の人々が振り回される物語。前半はハヴィランドが映画を引っ張り、後半はデイヴィスの悪女ぶりがエスカレートしていく。屋内セット撮影が主体。近接撮影の構図の強度には目を見張る。仰角撮影が多発され、緊迫感を高めている。この辺りにヒューストンらしさを強く感じる。終盤のカーチェイス・シーンはスクリーンプロセスを挟み込んでいるにも関わらず、疾走感が溢れているのが見事。両女優の対峙が見もの。デイヴィスの悪辣ぶりも然ることながら、ハヴィランドの清廉さが映画を支えている。デイヴィスに振り回されるジョージ・ブレントが渋い好演を見せる。周囲をチャールズ・コバーンを筆頭にしたベテラン陣で固め、映画を安定させている。両女優を含めた出演者達の演技や、ヒューストンらしい画面展開を愉しめた作品。

作品の詳細

作品名:追憶の女
原作名:In This Our Life
監督:ジョン・ヒューストン
脚本:ジョン・ヒューストン、ハワード・コッチ
公開:1942年5月8日
上映時間:97分
制作国:アメリカ
製作費:71万ドル
興行収入:280万ドル
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