いわゆる“ミッドライフ・クライシス(中年の危機)”をテーマにした群像劇
ストーリー:ラジオ局で働くジャド(ジェイソン・ベイトマン)は、妻と自分の上司がずっと不倫していたと知ってショックを受けるが、父親の訃報を聞いて久しぶりに実家へ。ユダヤ教のしきたりで、長兄ポール、長女ウェンディ(ティナ・フェイ)、末っ子の弟フィリップ(アダム・ドライヴァー)、母親ヒラリーらと故人が亡くなってからの7日間をともに過ごすことになるが、彼らはそれぞれ問題を抱えて困っていた。そんなジャドは高校時代、自分より年下で軽く付き合ったが、今や大人になった女性ペニー(ローズ・バーン)と再会し・・・。
出演:ジェイソン・ベイトマン、ティナ・フェイ、ジェーン・フォンダ、ローズ・バーン、アダム・ドライヴァー、キャスリン・ハーン、ティモシー・オリファント、コリー・ストール、アビゲイル・スペンサー、コニー・ブリットン
★★★★★ アメリカ家族モノの王道。
アメリカの家族モノの映画は大好きで、この作品も王道の設定でよかったです。しかしどいつもこいつも性に奔放なのは日本と全然価値観が違いますね(笑)でもやっぱりほっこりしてしまうのがこのジャンルの素敵なところ。キャストも豪華で楽しかったです。
★★★★☆ 家族の人生を見つめる7日間、そしてそれぞれの再出発。
大人になれば誰でも大切な思い出や辛い記憶、過ちのひとつやふたつあるもの。それぞれ大きな傷みを抱え悩み、それでも日々を過ごしています。父親の死をきっかけに、実家の母の元に久し振りに集まった3男1女のきょうだい。父の遺言ということでユダヤ教のしきたりに従い、7日間喪に服し共に過ごすこととなります。はじめは反発していた彼らも、少しずつ心を分かち合い、子どもの頃の記憶とともにきょうだいの絆が戻り始めます。巨乳になった母はなかなかユニークなキャラクターでしたが、子どもたちや夫への大きな愛を感じました。それぞれの日常に忙しい兄弟家族が、じっくり自身や家族の人生に向き合うことができた時間はとても意味のあるものだったと思います。こういう風習いいかもしれないですね。ある種の人生のひと休み、私も過ごしてみたい。とっても素敵なお話でした。
作品の詳細
作品名:あなたを見送る7日間 |
原作名:This Is Where I Leave You |
監督:ショーン・レヴィ |
脚本:ジョナサン・トロッパー |
公開:アメリカ 2014年9月19日 |
上映時間:103分 |
制作国:アメリカ |
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