アメリカの”今”を切り取る、優しく、ほろ苦いロードムービー
ストーリー:イラクに駐留していた兵士チーバー、コリー、TK。3人はそれぞれ1ヶ月の休暇をアメリカで過ごすため帰還していた。たまたま出逢った3人はひょんなことから一緒に車でそれぞれの目的地に行くことに。それぞれの苦悩を抱え車は目的地へと走っていくのだった。
出演:ティム・ロビンス、マイケル・ペーニャ、レイチェル・マクアダムス、モリー・ヘイガン、マーク・L・ヤング、スペンサー・ギャレット、ハワード・プラット、アーデン・ミリン、ジェニファー・ジョアン・テイラー、キャサリン・ラ・ナサ
★★★★★ 3人の友情
心に残るいい映画でした。偶然に出会った3人の抱えている それぞれの寂しさ、思いやりを描いた作品。重苦しさはなくて明るい、そしてちょっと切ない。大好きな映画の一つに仲間入りです。
★★★★★ 軍隊のある国の日常
この映画は反戦等ではなく、アメリカの日常を描いた作品と受け取りました。全体を包む雰囲気は当事者に対する優しいまなざしです。アメリカを批判することなく、其処に定住してそれぞれの問題を抱えながらも日々生きてゆくアメリカ国民の一部を切り取った作品なのだな、と思いました。「それぞれの空に」という題名も、格好悪い印象が否めませんが、最後までこの映画を見て頂ければ理解できると思います。たまにはアメリカの優しい映画に触れてみるのも、貴方の映画人生にプラスになるかもしれませんよ!
★★★★☆ 行き場がないが閉塞感はない
戦争を題材にしているとどうしても戦争映画特有のリアリティが作品全体を飲み込んでいて、重苦しい余韻が視聴後に付き纏ってくるが、あっけらかんとした余韻が妙に心地が良かった。三者三様の二転三転するストーリーで母国に帰っても安息は掴み取れないが大局に翻弄されても一般市民は仕方がないじゃんとポジティブに捉えているのが作品の登場人物の魅力かな。イラク戦争の映画は数多く出てきているがこういう切り口の映画も有りと言えば有り。
作品の詳細
作品名:それぞれの空に |
原作名:The Lucky Ones |
監督:ニール・バーガー |
脚本:ニール・バーガー |
公開:アメリカ 2008年9月26日 |
上映時間:113分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1400万ドル |
Amazonで探す |
Amazonプライムで視聴する(字幕版) |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |
楽天市場で探す |