ドラマ

ジョンQ -最後の決断-

その時、彼は病院を占拠した、要求はただひとつ、「息子の命を救うこと」

ストーリー:る日突然、最愛の息子が心臓病を患い、昏睡状態に陥った。適用されるはずの保険が利かない。会社が社員に知らせずに保険ランクを下げていたのだ。仕事はリストラされ、パートタイマーに格下げされていた。国の補助も受けられない。その間にも、息子はどんどん弱っていく。信じられるのは自分だけど。男は決断する。「俺が助けてみせる。息子は死なせない」男の名はジョン・クインシー・アーチボルド(デンゼル・ワシントン)、通称ジョンQ。拳銃を手に、大病院の救急病棟を占拠。医師、看護婦、患者らを人質に立てこもった。要求はただ一つ、息子の命を救うこと・・・。

出演:デンゼル・ワシントン、キンバリー・エリス、ダニエル・E・スミス、ロバート・デュヴァル、ジェームズ・ウッズ、アン・ヘッシュ、レイ・リオッタ、エディ・グリフィン、ショーン・ハトシー、ローラ・ハリング

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ とても考えされる結果は同じでも…

とても素晴らしい映画です。なかなかの作品だと思う!

★★★★★ 感動した!

舞台はイリノイ州シカゴ。ジョンは、妻デニスと息子マイクの3人で幸せに暮らしていた。だがある日、マイクが心臓病を患い、昏睡状態に陥る。担当医によると心臓移植しか助かる道はないと判明する。しかし、手術費用は高額で、移植待ちのリストへ載せるだけでも高額の費用を前払いしなければならない。しかも、ジョンの会社はリストラでジョンの保険ランクを勝手に下げ、パートタイマー扱いに格下げしていたため、高額な移植手術には適用されないうえに、国からの補助も受けられない。ジョンとデニスは家財道具を売り払い、カンパを集めるなど金策に走ったが、病院からは支払いが足りないために退院勧告が出される。我慢の限界に達したジョンは、医師や患者を人質に救急病棟を占拠。マイクを移植待ちリストへ載せることを要求するのだった・・・。アメリカの医療制度、保険制度を風刺したヒューマンドラマです。父親の自分の子供に対する強い愛情を感じます。デンゼル・ワシントンが父親役を好演しています。絶対に最後まで見て感動するでしょう。必見です!

★★★★★ 米国医療保障制度の盲点を鋭く突いた本格社会派映画

心臓移植手術しか息子を延命できないという極限状況において、高額医療費が足かせとなり、命か金かの選択を迫られる。金を払えなければ命を諦めるしかないという病院に対して、父親ジョンQ(デンゼル・ワシントン)はどう立ち向かうか。ジョンQに対立する者、味方する者が現れる。ジョンQを始末しようとする側も、拍手喝采を送る側も、その背後に厳然として横たわる米国医療制度、そして米国社会。それは、持つ者と、持たざる者の格差社会。だからこそアメリカンドリームも成り立つと言えるが、エスタブリッシュメントを目指すステータス・シーカーの社会。2002年公開。その後、米国初の黒人大統領となったオバマ大統領が打ち出したオバマケア、そのトリガーとなった作品かもしれない。

★★★★☆ 追い詰められた男… 余韻が残ります…

この作品は、医療保険に関して、複雑な問題を抱えている米国では、かなりインパクトのある“社会派ドラマ”として受け止められたことは想像に難くない。私としては、ベテラン刑事とジョンのやり取りが記憶に残る。「ここに大勢集まっているが、君に本当に同情してくれている人なんか居ないんだ!私と君の他は、君を狙う警官達の銃口があるだけだ!無茶なことは早く止めるんだ!」というようなことを刑事が言う。これを受けて、容態の悪くなる息子を思って、ジョンは自殺を決意する…映画は…後は是非皆さんにもご覧いただきたい!!

★★★☆☆ 良い作品だが手放しでは・・・ちょっと微妙

デンゼル・ワシントンの演技は申し分ないし私は彼好きです。しかし、「金がないから補助しろ」という主張はどうしても受け入れられません、それが最後まで感情移入出来なかった理由かな。保険制度への問題定義というテーマはすごくいんですが、もうちょっと他にやり方がなかったのかな、と思うとちょっと残念です。あと、はじめの数秒でオチが予測できたのもマイナスかな。

作品の詳細

作品名:ジョンQ -最後の決断-
原作名:John Q.
監督:ニック・カサヴェテス
脚本:ジェームズ・カーンズ
公開:アメリカ 2002年2月15日、日本 2002年11月23日
上映時間:118分
制作国:アメリカ
製作費:3600万ドル
興行収入:1億200万ドル
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