ドラマ

あぁ、結婚生活

裏切るくらいなら殺ッテしまおう

男女の駆け引きをシニカルに描くラブ・サスペンス!

ストーリー:一見深く愛し合っているように見える中年夫婦のハリー(クリス・クーパー)とパット(パトリシア・クラークソン)。だが、実はハリーには結婚を約束した若い愛人がいた。妻は自分なしでは生きていけないと信じ込んでいる彼は、離婚で妻を苦しめるよりは、いっそのこと毒殺してしまおうと決意する。しかし、妻にもある秘密があったことから、このとんでもない計画は親友、愛人をも巻き込んで、彼らの隠されていた欲望を浮き彫りにしていく・・・。

出演:ピアース・ブロスナン、クリス・クーパー、パトリシア・クラークソン、レイチェル・マクアダムス、デヴィッド・ウェンハム

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 男と女の間に横たわる決して渡れぬ深い河

結婚して10年が過ぎ、やっと理解できた事は「お互い完全にわかりあう事はできない。」という事。「愛してる。」なんてのはあっと言う間に消え失せ、責任、義務の方が大きくなってくる。夫婦で「結婚」と言う名の会社を経営しているようなもの。潰れないように懸命の努力を重ねるというか。「演技合戦」の連続ですね。本当に男ってわからないのは、ハリーは親友に愛するケリーを奪われたのに、数年経つと親友の奥さんとして付き合う事が出来る事。女性なら絶対にできませんよね。一晩で恋人と親友を同時に失い、さらに妻にも男がいた事がわかってしまったハリーの胸の痛み。ハリーの苦悩に泣かされます。浮気妻に「愛してるよ。」と言う道しか残ってないんですもの。50過ぎてもセクシーなブロスナンは、カサンドラさんが遺した娘さんより、若いのでは?いうケリーと夫婦になっても違和感ないのが、さすが。しかし!!男って古今東西「若い女」が好きなのねー。

★★★★☆ 人間関係のおもしろさ、おかしさ

60年代のアメリカが舞台。とっても魅力的なオープニングで、これだけでも見る価値あり!だと思います。実際に、何度か繰り返し見ました。サスペンス、というほどのピリピリ感はなく、むしろ人間関係、夫婦の皮肉なところを面白く表現している作品です。この時代の女性らしさあふれるファッション、社交場なども素敵です。レイチェル・マクアダムスがとにかくキレイ!!『きみに読む物語』のようにクラシックな女性らしい格好がとても似合います。プラチナブロンドも似合う!特典で、違うエンディングがいくつが入っていました。エンディング次第で、映画の印象がとても変わることにびっくり。特典は英語版だけかもしれませんが、予想以上に長いので興味のある方はぜひ。

★★★☆☆ これはラブサスペンスとは言えない

愛人と結婚するため妻を殺害しようとする「ラブサスペンス」という触れ込みの映画。しかし話はのんべんだらりと進み、サスペンスというほどの緊張感がない。まあ、時代が1945年の設定だから、映画の進み方も時代に合わせたのか。個人的感想としてはつまらなかったが、サスペンスドラマを期待して見なければこれはこれとして楽しめる映画なのかも。しかし救いがない。妻も夫も愛人を作りながら「愛している」と言う。恐らく、妻は夫が自分を殺害しようとしたのを知っていると思う。それなのに何も言わない。最後の方でピアーズ演じる夫の友人が「配偶者の考えていることをわかっているひとはいないと思う」という内容のことを言っているが、それはそうだと思う。でも現実的過ぎてつまらない。正に「ああ、結婚生活」ですね。

★★★☆☆ 「相手の考えていることが分かりますか?」が良かった。

パーティーコンパニオンみたいに、華やかで、美しい娘さんが、父親のような年齢のオヤジの愛人してるの。高齢でも、性格がいいとかお金持ちとかなら分かるけど、愛人と再婚するため奥さんを殺そうとするヒドイ男なの。ハンサムなピアース・ブロスナンが相手なら分かるけど、なんで彼女がハリーの愛人なのか不思議なドラマでした。物語は微妙。登場人物が薄っぺらくて物足りないけど、「相手の考えていることが分かりますか?」が良かった。ベイブウも、夫の考えていることは分からないけど、別の人間なんだから、まあいいや〜と思っているよ (笑)この映画のピアース・ブロスナン、太って、たるんで、腹が出てる。急に年取った気がしてビックリしました。

★★☆☆☆ 若い女に溺れる初老

2008年日本公開。 監督はアイラ・サックス。『人生は小説よりも奇なり』が良かったので、同監督のこの旧作も観てみました。妻のいる60代ぐらいの男(クリス・クーパー)が若い女(レイチェル・マクアダムス)と恋におち、妻を殺そうとするブラックコメディ。若い女に溺れちゃうの仕方ないとして、殺そうとするまでの動機が納得出来なかった。友人(ピアース・ブロスナン)がその若い女を自分のものにしようと嘘をつくもの不愉快。しょうもない人々でした。

作品の詳細

作品名:あぁ、結婚生活
原作名:Married Life
監督:アイラ・サックス
脚本:アイラ・サックス
公開:アメリカ 2007年3月7日、日本 2008年9月13日
上映時間:90分
制作国:アメリカ
製作費:1200万ドル
興行収入:280万ドル
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