Nothing But Movies

アカデミー賞作品賞ほか主要7部門を受賞した、ラブ・ロマンスの傑作

ストーリー：1953年、ロンドン。テムズ川をはさんで、カーテン座とローズ座という二つの芝居小屋があった。芝居好きのエリザベス女王（ジュディ・デンチ）のために演目を競い合い、ローズ座ではシェイクスピア（ジョセフ・ファインズ）が新作コメディ「ロミオと海賊の娘エセル」を執筆していた。なかなか筆が進まないシェイクスピアだったが、カーテン座で豪族令嬢ヴァイオラ（グウィネス・パルトロウ）と出逢い、一目で恋に落ちる・・・。

出演：グウィネス・パルトロー、ジョセフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ、コリン・ファース、トム・ウィルキンソン、ベン・アフレック、ジュディ・デンチ、ルパート・エヴェレット、イメルダ・スタウントン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　「ロミオとジュリエット」が好きな人は是非！

ロミオとジュリエットのストーリーに合わせてのストーリーです。事実とは異なるようですが、それはそれとして、感動できる映画です。おすすめです。

★★★★★　少しお間抜けだけどかわいいシェイクスピア

世界的に高名なシェイクスピアは、盛んに戯曲を上演したのは２０年くらいのものである。その名を轟かせた数々の作品にに比べると、経歴がいまいちはっきりしていないせいか、シェイクスピア自身を題材に扱ったものは少ない。エリザベス１世の頃のロンドンは、ペストが流行り、観衆の待ちわびる劇場は閉鎖が相次いでいる。ところで、この時代、女はみだらな存在であるとして、舞台にあがる事が禁止されていた。新興商人の令嬢ヴァイオレットは、男装して俳優のオーディションを受ける。シェイクスピアったら、断層の令状のああ暑い接吻を受けながら、相手が女性であることに気がつかない。少しお間抜けだけどかわいい。ついに結ばれる２人であるが、このあたり、ロミオとジュリエットのバルコニーの場面、「あれはナイチンゲール」の名セリフも引き裂かれる運命の２人だからこそ生きてくる。エリザベス１世も始めは下品な笑いを取って、やがて見識のある国王ぶりを見せる。「男の社会に生きる女は大変」という場面にも、女性差別とた闘ったであろう彼女の気苦労がしのばれる。職場で御茶汲み闘争をしてきたおばさんはこういうのに弱いのである。

★★★★☆　ストーリー、大道具、衣装・・・すべてが秀逸

タイトルだけを耳にして内容を知らなかった頃、退屈な時代劇映画が出来たのかと思っていました。陳腐なセットで作られる日本のチャンバラ映画と同様のものと考えていたのです。実際に作品を見て、最初の一分から魅入られました。キャスト、衣装、セット、そして何より伏線に満ちたストーリー展開が秀逸です。ビデオやDVDの利点は何度もくり返して観られること。前半の何気ないシーンが後の展開の伏線になっています。「伏線探し」を楽しんでください。

★★★★☆　主演女優グウィネス・パルトロウさんの美しさ！

この作品は、この作品でアカデミー主演女優賞をとったグウィネス・パルトロウさんの美しさ！これに尽きます。それが（私にとって）この映画のすべてです！文学劇の難解さとか、シェイクスピア劇だから何となく難しそうだなんてこと、一切ありません。主演女優の美しさに、ひたすら感動すればいい、ただそれだけです！（笑）そういうわけで、ひじょうにわかりやすい映画です。なおこの作品は1998年度（第71回）アカデミー作品賞を穫っている、最高ランクの名画です。それと007シリーズの映画ではボンドの上司Ｍ役のJ.デンチさんが、この作品でなんと女王陛下（エリザベス女王）役をやって、アカデミー助演賞を穫ったことでも話題になりました。

★★★☆☆　まさに芸術作品

16世紀末のロンドン。スランプに陥っていた劇作家シェイクスピアはオーディションにやって来た一人の若者トマス・ケントを追ってとある屋敷へたどり着く。そこには以前、芝居の最中に目を留めた美しい女性ヴァイオラの姿があった。シェイクスピアと彼を信奉するヴァイオラはたちまち恋におちてしまう。燃え上がる恋心が創作意欲を書き立てたのか、シェイクスピアの台本は急ピッチで仕上がって行き、トマス・ケントを主役とした芝居の稽古も順調に進んでいた。ヴォイオラの別れの手紙をトマスから受け取ったシェイクスピアは納得できず再びトマスの後を追うのだが、そこで彼はトマスこそヴァイオラの男装した姿だった事を知るのだった…・・・。芸術作品を無視した監督が素晴らしい。脚本をオリジナルに書き換えているので見ごたえがあります。また、男装しているヴォイオラがとても素敵です。個人的には字幕の文字の多さが気になりました。普通は舞台で演じられる作品なのでどうしても映画にしたら文字が多くなるのですが・・・。
文化と芸術と男と女、楽しい時間を過ごさせてくれる作品でした。

作品の詳細