殺し屋と娼婦の逃避行
美しくも激しい痛みが胸に突き刺さるハード・クライム・ムービー!
ストーリー:故郷を捨て裏社会で生きてきたロイ(ベン・フォスター)がその日、ボスの勧めで行った病院で見せられたのは、まるで雪が舞うように白くモヤがかかった自分の肺のレントゲン写真だった。命の終わりが近いことを悟った彼は「どうせクソみたいな人生だ。死ぬならそれも仕方ない」そう自分に言い聞かせる。だが死への恐怖は彼を追い込み、苛立たせてゆく。その夜いつものようにボスに命じられるまま向かった“仕事先”で、ロイは突然何者かに襲われる。組織に切り捨てられたことを知った彼は、とっさに相手を撃ち殺し、その場に囚われていた若い女(エル・ファニング)を連れて逃亡する。彼女の名前はロッキー。家を飛び出し、行くあてもなく身体を売って生活していたという。組織は確実に2人を追ってくるだろう。全てを失い孤独な平穏を願いながらも女を見捨てることのできないロイと、他に頼る者もなく孤独な未来を恐れるロッキー。傷だらけの2人の、果てなき逃避行が幕を開ける。
出演:ベン・フォスター、エル・ファニング、リリ・ラインハート、アデペロ・オデュイエ、ロバート・アラマヨ、マリア・バルベルデ、ボー・ブリッジス、CK・マクファーランド
★★★★☆ 明日をも知れぬふたり
1988年 ニューオリンズ。末期癌で余命わずかの殺し屋ロイ40歳。身体を売って生きる女ロッキー19歳。肺に影があると告げられるロイ。ボスのプティトゥコから弁護士を脅すように言われます。それは罠で捕えられたロイは襲撃者3人を返り討ちにしその場に縛られていたロッキーを連れボスの出荷記録を持ち逃げます。途中ロッキーの妹ティファニーを乗せ3人は身を隠すためガルヴェストンへ向かいます・・・。ようやく穏やかな暮らしを手にしても余命わずかな男「俺は君の人生の邪魔になる」人生をやり直し夢みる女「1人はイヤ 見捨てないで」この娘を守って死のうと思ったこの人を信じて生きると決めたロイは出荷記録と引き換えにボスに7万5000ドルを要求します。それはロッキーの学費にするつもりです。「人生はやり直せる」切ないストーリーです。ラストはなぜそうなる!?悲しすぎます。20年後もあります。『マグニフィセント・セブン』の脚本を書いたニック・ピゾラットの小説「逃亡のガルヴェストン」の映画化です。本作の脚本もニックが書きましたが監督が手を入れたことにより別物になったとクレジットには「ジム・ハメット」なる実在しない人物の名前になっています。女性監督ですがもし男性監督が撮っていたら違うかたちになったのか?原作と映画には大きな違いはないです。原作は現在と20年後が交互に書かれ物語は進んでいきます。主役のふたりの他にモーテルの女支配人や客の若いチンピラもなかなかいいキャラです。
作品の詳細
作品名:ガルヴェストン |
原作名:Galveston |
監督:メラニー・ロラン |
脚本:ジム・ハメット |
原作:ニック・ピゾラット『逃亡のガルヴェストン』 |
公開:アメリカ 2018年10月19日、日本 2019年05月17日 |
上映時間:94分 |
制作国:アメリカ |
興行収入:19万ドル |
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