ドラマ

マグノリア

L.A.郊外サンフェルナンドバレーで目撃したもの、それは・・・

ストーリー:SEXを説いてまわるカリスマ青年、余命幾ばくもない人気番組の司会者、ドラッグ中毒の女性に恋してしまった警官・・・。その街に住み、それぞれのアメリカン・ライフを送っている一見何のつながりもないように見える彼ら。そこで起こった偶然と不思議なめぐり合わせ。好むと好まざるとに関わらずやがて彼らは一つになった。その衝撃の出来事によって・・・。

出演:トム・クルーズ、フィリップ・ベイカー・ホール、メローラ・ウォルターズ、ジェレミー・ブラックマン、ウィリアム・H・メイシー、ジェイソン・ロバーズ、ジュリアン・ムーア、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジョン・C・ライリー、オーランド・ジョーンズ、トーマス・ジェーン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 日本語版ブルーレイはまだ…?

二回以上鑑賞しよう。そう思わせてくれる映画は多くありません。私の中では、そんな数少ない映画の一本が本作です。いつ、どこで、誰と鑑賞したかで微妙に感想が違ってくる不思議な作品です。ですがその一方で、奇妙な爽快感のようなものを変わらず感じさせてくれます。キャスト、脚本、映像、どれをとっても素晴らしいですが、特筆すべきはエイミー・マンの音楽でしょう。彼女の曲がなければ、マグノリアはマグノリアではなくなる、そう言えるほどに、作品の根幹を担っています。この映画を見ないという選択肢はあり得ないのですが、どうせ見るならいい音、いい画質で見たい。しかし日本国内ではいまだブルーレイが発売されていない(amazonでも海外版のみの取扱い)。この点だけが不満です。
ブルーレイの発売が望まれます。

★★★★★ 歌が最高

話も良かったですが、やはりエイミー・マンの歌が最高。監督が彼女の歌にインスパイアされてこの映画が作られた、というのを知らずに観ました。それでも強烈に記憶に残る歌でした。買って良かった。

★★★★★ 監督のセンスに脱帽です

いったい何人のでてくるの?というくらいのたくさんの人々の人生、そしてその感情を描きながら、物語は進んでゆく。
登場人物達は職業も年代も性別もとにかくばらばら。共通しているのは、ハッピーに生きていないということ。ちょと歯車が狂っただけなのに、思わぬ方向へ転がって軌道修正できずにいる人々。この人々はいったいどこへ向かっていくんだろう。どこで繋がってくるのだろう・・・これだけエンディングの想像のつかない映画はそうそうありません。人物達の精神とリンクする音楽も、ユーモアも、たくさんのカットのひとつひとつを丁寧に描きつなげていく手法も、すごいセンスだと思いました。この監督は今までの誰とも違う映画を撮る人です。この題材を与えられて、映画にできる監督はそうそういないのではないのでしょうか。実はトム・クルーズがあまり好きではなく、彼の熱演がやたら取り上げられていたのでこの映画を敬遠してました。先日、同監督の「パンチドランク・ラブ」をみて、いたく気に入ったので他の作品にも興味が沸いて遅ればせながら見ました。トム・クルーズの「俺、俺!」演技もこの役柄なら納得です。こんな汚れ役もできる人なのか、と見直しました。他のくせのある役者さん達の演技もすばらしいです。次の作品もとても楽しみな監督です。

★★★★★ 救いを与えてくれる映画

5年前に見た時は、全く理解できませんでした。ふと思い出して観てみると、前に感じたほど難解でもなく。クライマックスに向かうにつれ、登場人物たちの苦境が頂点まで高まると、そのあとすべては「赦し」の方向へと流れていきます。バラバラだった物語が一つに収束していくその様は、すべては偶然ではなく必然である、と語っているようで、宗教的な感じも受けます。5年前より感動したのは、それだけ苦境にあったということかもしれません。美しい音楽も相まって、追い詰められている日常からの解放感がありました。これから定期的に見直したい映画です。

★★★★☆ ぜったいに好き嫌いがある映画です

分かりやすい映画ではなかった。登場人物は3人称で描かれ、視点が変わっていくため、より分かりにくさが際立っている。それぞれ、登場人物には関連があったり、共通する部分を持っている。死の床につく老人。人気司会者。ださい警官。商材ビジネスのカリスマ。薬物依存症の後妻。登場人物たちは皆個性的で、どこか普通ではない。物語が進むにつれ、登場人物たちの人間関係は把握できるようになってゆく。しかし、エンディング近くになると、画面を埋め尽くすカエルの雨が降ってきて、また物語は混乱の渦に戻される。登場人物たちの発する言葉や、行動を通して、映画のテーマが浮き彫りになるような構造になっている。

★★★★☆ そういうオチですか

あるアメリカの都市での人間群像といった映画。主役はいません。登場人物が多いです。それらがそれぞれ微妙につながっていて見てるうちにつながってきます。つながりすぎずにつながっているというバランスが上手です。テーマは人間。「生きることはつらい」とどっかの哲学者が言ってましたが、そんな感じです。様々なポイントを様々な角度から描いています。特に大事件は起きず、人間生きてれば経験するようなことが織り成されています。永年生きてれば人に言えない秘密というのはあるもので・・・。人によってツボは違うんでしょうが、グッとくる場面が一個所ぐらいはあるんじゃない?いや、これは職人芸ですね。 最後のオチをどうつけるのかとかと思ったらそうきましたか。インパクト度は高いです。アカデミーに助演男優でトムがノミネートされましたが、どうせノミネートするなら、作品か監督でしょう。しかし、アカデミー賞というよりかカンヌ映画祭という感じの映画で。映画マニア向けの映画なんではないでしょうか。

★★★☆☆ トムの演技は良いが‥

トム・クルーズの演技が評価された作品ですが、やはり、トム・クルーズは、『ミッション・インポッシブル』のようなアクション作品の中でこそ、演技が光る感じがします。

★★☆☆☆ 評価が分かれます

死期を迎えた大物プロデューサー、彼と確執のある息子、プロデューサーの妻とその看護人、ガンを宣告されたTV人気司会者、彼に恨みを持つ娘、娘に恋する警官、過去の栄光にすがる元天才少年など、LAに住むさまざまな人間たちの24時間を描く。群像劇のスタイルととりなががら、不可思議な糸でつながってゆく。評価が分かれる作品だと思います。正直私は面白くなかったです。それが3時間近くもあって拷問でした。まったく意図も分からなかったです。カエルが大量に降ってくるシーンがなぞでした。

作品の詳細

作品名:マグノリア
原作名:Magnolia
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
公開:アメリカ 1999年12月17日、日本 2000年2月20日
上映時間:188分
制作国:アメリカ
製作費:3700万ドル
興行収入:4800万ドル
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