ロンドンの現代アート業界、35億円の名画は誰の手に!?
ストーリー:ロンドンの現代アート業界。華やかな世界のなかでは、欲望と裏切りが錯綜していた。アート(ダニー・ヒューストン)は最先端のギャラリーのオーナー。彼はある富豪が所有するモンドリアンの名画に目をつけていた。アートのアシスタント、ベス(ヘザー・グラハム)は上司の一番のクライアントのボブと親密な関係に。ベスは自分のギャラリーを開くために、ボブをパトロンにしようとしていたのだ。その代りに、アートを出し抜いてモンドリアンの名画を手に入れる約束だった。ボブの妻ジーンは若手アーティストのジョーと不倫関係に。入り乱れる人間関係。騙し合い。誰が一体名画を手に入れるのか?
出演:ジリアン・アンダーソン、アラン・カミング、ヘザー・グラハム、ジャック・ヒューストン、ダニー・ヒューストン、クリストファー・リー、サイモン・マクバーニー、アマンダ・サイフリッド
★★★☆☆ 微妙なところだ
あまりたくさん人が出てくるので焦点がぼけている。アマンダ・サイフリードは主役というほどには出てこない。筋がごてごてしているので、落ち着いて整理して観たら面白いような気もするが、もういっぺん観る気はしないが、観て時間を損したという気もしない。不思議な映画だ。
★★★☆☆ 描きたい世界観はわかるが・・・
なんとも掴みどころの難しい映画といいましょうか。悪くいってしまえば視点の定まらない映画でした。タイトルの通り画廊が舞台となり、男女の欲望やお金への執着、嫉妬や猜疑心が渦巻くストーリーとなっておりますが、全てが小出しで中途半端なため淡泊な印象。一枚の絵画をめっぐての争いもまったく手に汗握るような展開ではなかったし、そこに狂気やスリルはありませんでした。また独特な感性表現をしようとしたことが逆にわかりにくく、話に厚みもないので見るものを魅了するような世界観を描き切れていません。序盤の雰囲気や空気感は悪くないだけにもったいなく思います。そしてパッケージで全面に押し出しているアマンダ・セイフライドも中途半端な役柄で、期待以上の演技や展開を見ることはできませんでした。美脚ありきの雑な映像表現だったのと、話題性で使われた感は否めません。ちょっとしたエロティックな映像のみ記憶に残ったかな程度で、映画として心に響くものはありませんでした。キャストが良かっただけに残念です。
作品の詳細
作品名:ギャラリー |
原作名:Boogie Woogie |
監督:ダンカン・ウォード |
脚本:ダニー・モイニハン |
公開:イギリス 2010年4月16日 |
上映時間:94分 |
制作国:イギリス |
製作費:600万ドル |
興行収入:4万ドル |
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