マダム主催の優雅な晩餐会に、屋敷で働くメイドが急遽謎の貴婦人として出席するはめになったことから巻き起こる珍騒動を、実力個性派キャストの競演で綴った群像恋愛喜劇
ストーリー:エレガントなパリの都に越してきた、裕福なアメリカ人夫婦のアン(トニ・コレット)とボブ(ハーヴェイ・カイテル)。セレブな友人たちを招いてとびきり豪華なディナーを開こうとするが、手違いで出席者が不吉な13人に!大慌てでスペイン人メイドのマリア(ロッシ・デ・パルマ)を“ミステリアスなレディ”に仕立て上げ、晩餐会の席に座らせる。ところが、緊張のあまりワインを飲みすぎたマリアはお下品な“ジョーク”を連発、逆にこれが大ウケしてダンディーな英国紳士から求愛されてしまう。今更正体を明かせないアンとマリアたちのから騒ぎの行方は・・・?
出演:ハーヴェイ・カイテル、トニ・コレット、ロッシ・デ・パルマ、マイケル・スマイリー、ブレンダン・パトリックス、ソニア・ローラン、スタニスラス・メラール、スー・キャン
★★★★★ 完璧じゃない人たち
あー!こういう映画大好き!完璧じゃない人たちがくりなす日常が大好きです。みんな欠点があって、お互い許したり時にイラついたり、そういう関係が心地いいです。マリアの不思議な魅力も素敵でした。ラストシーンの前を向いて歩く姿には思わず拍手を送りたくなりました。
★★★★☆ マリアの心情
予告に13人の不吉な招待客というような文章はあるが、これは招待した夫婦とそのメイドの話である。女としての生き方に語り掛けているような要素があると感じた。ブルジョアなアン、メイドとしての使命を果たそうとするマリア(純粋な愛を育もうとするフランス語教師)決して対等とは言えぬ3人の女の運命をのぞき込んでいるようだった。マリアに共感した私は号泣でした。あまりに悲観的かつ救いようがなかった・・・。
★★★★☆ 笑えてエスプリの効いた作品
ヨーロッパやアメリカの意地悪な感じが小気味よく、そういう黒い部分を綺麗な洋服や生活で包んでいる。明らかに人権やマイノリティ差別はあるけど、みんな幸せ求めるのは一緒ということ。よ〜く出来上がった作品。最後は特に映画の醍醐味としてそれぞれに委ねるのは悶々とず〜〜と映画のことを感じていられる。恋愛も素敵だったけど何より人間模様の面白い映画だったな〜。
作品の詳細
作品名:マダムのおかしな晩餐会 |
原作名:Madame |
監督:アマンダ・ステール |
脚本:アマンダ・ステール |
公開:フランス 2017年11月20日 |
上映時間:90分 |
制作国:フランス |
製作費:550万ドル |
興行収入:540万ドル |
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