ドラマ

シェナンドー河

運命をのみこんで渦巻くシェナンドー河、戦争に翻弄される一家の闘い

ストーリー:南北戦争下のアメリカ、バージニア州。美しい自然に囲まれたシェナンドー渓谷で広大な農場を営むチャーリー(ジェームズ・スチュアート)は、妻に先立たれた後も、厳しい躾と深い愛情を注いで7人の子供を育て上げた父親。彼は奴隷制度を否定し、闘いに荷担しない中立の態度を守ってきた。だが戦火は日々家族の元にも迫り、運悪く川辺で偶然拾った南軍の帽子を被っていた末っ子が北軍の捕虜になってしまう。チャーリーは彼を奪い返すべく、愛息たちを率いて南軍捕虜列車に夜襲をかける・・・。

出演:ジェームズ・スチュワート、ダグ・マクルーア、ローズマリー・フォーサイス、キャサリン・ロス、フィリップ・アルフォード、パトリック・ウェイン、ジョージ・ケネディ、ハリー・ケリー・Jr、グレン・コーベット、チャールズ・ロビンソン、ジム・マクマラン、ティム・マッキンタイア、ポール・フィックス、デンヴァー・パイル、ジェームズ・ベスト、トム・シムコックス、ストローザー・マーティン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 上質の西部劇

南北戦争に対して頑固に反対・中立の立場を貫く敬虔なクェーカー教徒一家が戦争に巻き込まれていく悲劇をドラマチックに描いた作品で、西部劇ファンと好きな映画というテーマで語り合えば必ず話題に上る上質の西部劇。前半は忍び寄る戦争の影を散りばめながらもユーモラスに家族の生活が描かれる、そして末っ子が北軍に連れ去られる後半から映画は一気に悲劇調に切り替わる。善良なアメリカ人を演じることの多いJ・スチュワートが、末っ子を取り返すために銃を手に取る強い父親を好演、後に「卒業」「明日に向って撃て」で我が青春の大スターになるキャサリン・ロスの映画デビュー作であることでも有名。気が滅入るほど次から次に家族に降りかかる悲劇を救ってくれる鮮やかなラストシーンには涙が止まらなかった。西部劇ファンのみならず、すべての映画ファンに観てほしい1本です。

作品の詳細

作品名:シェナンドー河
原作名:Shenandoah
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
脚本:ジェームズ・リー・バレット
公開:アメリカ 1965年6月3日、日本 1965年6月29日
上映時間:105分
制作国:アメリカ
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