少しイカれたきみが、なぜか希望の光
ふたりの出会いと再起を、全世界が応援! 爆笑がいつしか大粒の涙に変わる〈共感度NO.1〉の感動作
ストーリー:妻の浮気が原因で心のバランスを崩し、全てを失くしたパット(ブラッドリー・クーパー)。今は実家で両親と暮らしながら、社会復帰を目指してリハビリ中。そんな時出会ったのが、近所に住むティファニー(ジェニファー・ローレンス)。愛らしい姿からは想像もつかない、過激な発言と突飛な行動を繰り出す彼女に振り回されるパット。実は彼女も事故で夫を亡くし、心に傷を抱えていた。ティファニーは立ち直るためにダンスコンテストへの出場を決意、パットを強引にパートナーに任命する・・・。
出演:ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー、クリス・タッカー、ジョン・オーティス、シェー・ウィガム、ジュリア・スタイルズ
★★★★★ 胸が痛くなる
主演の2人がとても魅力的で、引き込まれました。浮気妻との復縁だけを願って行動していたパッドが、新しい人生の光を見つけることが出来たことが本当に嬉しい。ティファニーがパッドの父親を説得する、知的さ溢れるシーンも見どころです。ティファニーの一見突拍子のない言動にも、相手を思う気持ちがあり、それにパッドも気づいてたんですね。映画を見た後の何とも言えない喪失感、ハッピーエンドなんですけど、それを深く感じる作品でした。きっと良い作品だからなんだと思います。
★★★★★ ジェニファー・ローレンスに恋しました。
テンポが良いので、つい引き込まれ、会話がウィットに富んでいて笑えます。メインも脇もキュートなキャラクターばかりで微笑ましい。主人公はヤバい奴なのかと思わせといて、実はものすごくピュアで、周りの人たちにすごく愛されているヤツだったていう、、。そして、なんと言ってもジェニファー・ローレンスがもう、キュート過ぎる、、。溜め息出ました、、。人生って悪いことばかりじゃない、、そんな気持ちにしてくれる映画です。
★★★★★ 冒頭のパッドの病んでる言動は悲しみが痛過ぎて切ないが、出会いは人を変える。
人間て気付いたら誰かや何かに依存している。それをどういう形であれ突然失うと、心の均衡を失って苦しみや悔しさに自分を許せなくなって、自暴自棄に走ってしまう。それを薬に頼って頭の中を鎮めることに意味を感じられないふたりが出会う。精神的におかしいとされる二人の男女を取り巻く人々も、同じように何かに依存して、暴れたり、苦しんだりしてる。健常者と精神疾患者の境界線てなんだろう? 欠点かもしれないけど、他人には理解できないことであっても大切な人や家族さえありのままの自分を受け入れてくれて、一緒に笑って泣いてができる存在がいるってすごく大きい。人生は痛みも幸せもわけあえる人がいるかどうかで幸せを得られて苦悩から立ち直れる力になるんだな、と思わせて頂きました。過去じゃなく目の前の幸せに気付いたパッド。自分を曝け出して、全力でぶつかっていくティファニー。痛くて危なっかしいけれど、人に向かっていく姿勢はとても共感できました。デニーロのお父さん振りもすごく新鮮で面白かったです。
★★★★☆ 本当の自分を取り戻すこと
妻の浮気により精神病になり、過去から離れられないパット。夫の死以来、喪失感を埋めようともがくティファニー。二人に必要なことは、自分は自分のなかにいるということの認識。自分を見失うと、正気のつもりでも本来の自分とはかけ離れてしまう。そんな中、単純にひとつのことに一生懸命になることは大切で、自分を取り戻すことができた二人。道に迷い、暗闇の中でさまよったときは自分から選ばず、素直に与えられることをしてみると不思議と暗闇から抜け出せることもあるのですね。人の心の再生力を感じられました。
★★★☆☆ ズレた雰囲気が好きな人なら!
奥さんに浮気され、病んで周囲に迷惑をかけまくる男。そんな男が、もっと病んでる女になぜか好かれて、成り行きでいっしょにダンスコンテストを目指すようになる。女に振り回されつつも、次第に癒されてゆく、というお話。主人公とヒロインが病んでるという設定。本当に病んでる人のリアルはこんなもんじゃないだろうが、この映画の中では二人ともイカれてるというレベル。そこは面白いなと思うが、そのせいでなかなか共感しづらいと思う。ただ普通の映画とは違う、その「ズレた雰囲気」に慣れてしまえば、いたって普通のラブストーリーとして楽しめる。そしてその「ズレた感」が、この映画の魅力になっている。だからちょっと変な感覚が好きな人は、気に入る映画だろう。ただ個人的にはその点以外は、特に印象に残らなかった。
作品の詳細
作品名:世界にひとつのプレイブック |
原作名:Silver Linings Playbook |
監督:デヴィッド・O・ラッセル |
脚本:デヴィッド・O・ラッセル |
原作:マシュー・クイック |
公開:アメリカ 2012年11月21日、日本 2013年2月22日 |
上映時間:122分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2100万ドル |
興行収入:1億5900万ドル |
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