ドラマ

ブッシュ

世界でいちばん有名な大統領は 世界でいちばん寂しい人でした

『ワールド・トレード・センター』『JFK』の巨匠オリバー・ストーン監督が、”史上最低”との呼び声高いブッシュ前大統領を丸裸にする衝撃作!

ストーリー:「パパ、ぼくだって世界を《チェンジ》したのに・・・」「弟を見習え、このろくでなし!」 名門一家の跡継ぎジョージ・W・ブッシュは、40歳になるまで父のコネで与えられた仕事を途中で投げ出す、アル中のダメ息子。「いつかはボクも、パパに認められたい…」父親の巨大な影と闘いながらも、ある日ブッシュは天からの啓示を受ける。「お前が大統領になるのだ――」。そして遂に、父に認めてもらえる日がやってくる筈だったが・・・。

出演:ジョシュ・ブローリン、エリザベス・バンクス、ジェームズ・クロムウェル、エレン・バースティン、リチャード・ドレイファス、スコット・グレン、トビー・ジョーンズ、タンディ・ニュートン、ジェフリー・ライト、ヨアン・グリフィズ、ロブ・コードリー、マーリー・シェルトン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ なかなか面白い!

過去の監督作品はシリアス一辺倒な印象を持ってますが、今作品はユーモアのある気楽に観られる映画だと感じました。その辺はやはりブッシュ家を題材としているからなのだろうか?ここ日本でもブッシュの低脳ぶりは小耳に挟みましたが、思いの他、過度にコキ降ろした演出も無く、忠実に表現されているのではないでしょうか。パパブッシュとの確執は公にはならないプライベートな面なのでなかなか興味深いです。また、俳優陣の素晴らしさも見所です。もはやブッシュ以外の何者でもないジョシュ・ブローリン。ヌケてる加減が妙に愛らしい。パパブッシュ役のジェームズ・クロムウェル。正に彼の大統領役は天職です(笑)脇を固める他の首脳陣もいい役者が揃い好演しています。時系列を崩してみたり、古い実際の映像を巧みに使用したりと、流石に演出に抜かりは無い。最近のことなので親近感も湧きますし、オチャメ?な大統領いーじゃんって感じです。

★★★★☆ 非凡な政治家の評価は?

彼を無能だとせめる映画ではなく、人間ブッシュに焦点をあてた映画で、とても面白かったです。元アメリカ大統領のブッシュが、とても非凡な人だと判りました。政治家としてはともかく、人間として波乱万丈で、興味深い人物に描かれています。ジョシュブローリンが名演しています。余談ですが、日本の田中角栄元総理は、一度会った人の名前を忘れない、とても人を惹きつける人物だったそうですが、政治家としての評価は、とても意見が分かれます。ブッシュも同じ様な人物だと思いました。

★★★★☆ 見ているうちに、ジョージWブッシュが、哀れに思えてくる。

大統領になった父、優秀な弟、名門ブッシュ家に対するコンプレックスがひとつの伏線となっている。勉学の才能には恵まれなかったが、単純明快な人柄、人の名前を忘れないとか、共感を得るといった人間関係能力に優れ、ついに大統領になってしまう。そこからが彼のそしてアメリカ合衆国の悲劇の始まりだ。9.11.をてこにして、側近の言うがままに戦争に突き進むブッシュ。自らの「器」を理解しなかったことと、適切な側近を選べなかったことが原因だろう。パウエル国務長官の進言を受け入れず、他の側近も自らの出世のために、信じるところを曲げてしまう。「無能だ」とコケにするのは簡単で、かつ受けも良さそうだが、この映画は、冷静にブッシュを描くことで、「どうしてこうなってしまったのか?」と自問させるつくりになっていると思う。見ているうちに、「哀れさ」を感じた。

作品の詳細

作品名:ブッシュ
原作名:W.
監督:オリバー・ストーン
脚本:スタンリー・ワイザー
公開:アメリカ 2008年10月17日、日本 2009年5月16日
上映時間:129分
制作国:アメリカ
製作費:2500万ドル
興行収入:2900万ドル
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