覗く男、覗かれる女、2人を結ぶ甘く危険な罠・・・
ストーリー:英国秘密諜報部員、コードネーム“アイ”と呼ばれる男(ユアン・マクレガー)は、ある調査中、監視していた男が謎の女に殺害される現場を目撃する。彼女の名はジョアンナ(アシュレイ・ジャッド)。アイは、彼女と自分が抱える心の闇に運命的な繋がりを感じた。彼は、街から街へと殺人を重ねながら逃亡するジョアンナを追い続け監視するうちに、職務を忘れ強く惹かれていく。ついに、アイは常識を逸した驚くべき行動に出てしまう・・・。
出演:ユアン・マクレガー、アシュレイ・ジャッド、パトリック・バーギン、ジェイソン・プリーストリー、アン・マリー・ブラウン、k.d.ラング、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド
★★★★★ ブルーレイ版がいつまでたってもでないので、これを購入した次第。
TBSオンデマンドで、本作を見て(初めて見たのはTV)、やはり面白かったので購入した。できれば、ブルーレイ版が欲しかった。この映画の公開当時はどのくらい反響があったのか知らないが、恐らくマイナーで余りヒットもしなかったんだと思う。だからブルーレイ版が発売されない。アシュレイ・ジャッドもユアン・マクレガーも好きな俳優で、かなり有名なハリウッドスターなのに、なぜマイナーな映画となってしまったのか。これが疑問ですね。
★★★★★ 純愛映画の最高傑作!一番!!
あらすじは探偵「アイ」ふんするユアン・マクレガー・がなぜか男を殺しまくる「ジョアナ」アシュレイ・ジャッドをまるで犬かストーカーのように追う、というシンプルなのですがとても孤独なふたりの気持ちがとても伝わる映画です。「eye of tha beholder(原題)=美は目に宿る」どうり、「アイ」はひとりの孤独な女殺屋にとりつかれるようにアメリカ各地を追ってどこまでも彼女を見守ります。ユアンの目線の演技がすごい。脇役もk.d.ラングにジュヌビエーブ・ビジョルドと豪華!特にジュヌビエーブ・ビジョルドは渋~い役です。劇中にかかるk.d.ラングの歌も最高!サスペンスの様式をかりたと~っても切ない純愛映画です。ひっそりと早川書房から出た原作も傑作でした。
★★★★★ 『運命に従って・・・』別エンドの方が心が惹かれます。
とても好きな映画です。アシュレイ・ジャドもユアン・マクレガーもいい演技です。スパイのスパイ的な愛、アウトロー的な生き方しかできない純な女性、共通するピュアな心。映画の見方は様々ですが、トラウマを持つ人々が生きていく姿に少しシンパシーさえ感じます。エンドロールの曲もベストマッチです。別エンディングで、アシュレイ・ジャド演じる女性が埋葬されている墓地で、偶然にユアン演じる男性が自分の娘と出会うシーンはまさしく『運命に従って』のその答えでした。別れた妻は病気で亡くなっていて、そのお墓参りに自分の娘がきていたのです。それも劇中に出ていた娘と思っていた子とは別の子で、写真を勘違いしていました。違う列の子でした。何とも運命的な出会いでしょうか。その娘と互いに名前を言い合って再会します。最後は子供の小さな手と握手して終わるエンディングです。人は罪を慰めあって、そして次の運命の扉を開く、それが表現されているようでした。映画のほとんどが『氷』のイメージだったので、余計に『運命に従って・・・』にという言葉が胸に残りました。最後の天使の像が見守っているシーンが忘れられません。
★★★★☆ 美しいと思った
出会う男を次々に殺害していく魚座の女(アシュレイ)、その現場を目撃してしまった捜査官の男(マクレガー)、ビデオのキャッチコピーでしたが、観ると聞くとじゃ大違い。女の悲痛なトラウマと、男の癒されない出来事。追われる事を知らない女は、旅をしながら近づいてくる男達を殺す。女に惹かれた男は、彼女を影ながら支え女を見守る。やっと自分を愛してくれる目の見えない伴侶に出会えた女だが、嫉妬に駆られた男に殺されてしまう。一見したら、ユアンの役はストーカーもいいところで、恐怖を感じるところなんですが、それがユアンの凄い所(笑)逆に、彼の演技に惹き込まれその全てがただ愛しくて、純粋で、切なくて、悲しくて、美しい。単純に、彼らの演技は「人間」で思うままに行動し
あえて美化していないところが、素敵。
作品の詳細
作品名:氷の接吻 |
原作名:EYE OF THE BEHOLDER |
監督:ステファン・エリオット |
脚本:ステファン・エリオット |
公開:アメリカ 2000年1月28日、日本 2000年3月11日 |
上映時間:107分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3500万ドル |
興行収入:1700万ドル |
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