ドラマ

エニイ・ギブン・サンデー

笑いたければ勝ち続けるしかない

奇才オリバー・ストーンが新時代に向けた快心の一作!

『プラトーン』『JFK』等、常に世界中にセンセーショナルを巻き起こし続けてきた監督オリバー・ストーン。度肝を抜く映像と常に研ぎ澄まされた新しい感覚で作品を送り出してきた彼が、アメリカの代表的国技ともいえるアメリカン・フットボールを舞台にしたスーパー・エンターテイメントを完成させた!そこにはアメリカのビッグビジネスのすべてが集約され、我々の想像をはるかに超えた壮大なドラマが繰り広げられる。

日曜日ごとに勝負が繰り広げられるアメリカン・フットボールの世界、そこにはわずか1センチでも前に進むことがゲームの勝敗を分ける壮絶な戦いにこだわる男と女が結集していた

ストーリー:マイアミ・スコーピオンズのヘッドコーチ、トニー・ダマト(アル・パチーノ)は、連敗、観客減でどん底状態にあった。若き女性オーナー(キャメロン・ディアス)の商業主義とも対立を繰り返す。ある日、ベテランのスタープレイヤー、ルーニー(デニス・クエイド)の怪我をきっかけに一人の新人選手が台頭する。だが、個人主義に走るニューヒーローはチームにとって必ずしも歓迎一色ではなかった・・・。ゲームに勝っても負けても、日曜日はやってくる。フィールドの内でも外でも人々は衝突を重ね、わずか1センチでも前に進めるか否かが、勝敗を分ける非情な戦いに自らの全てを捧げる。ヘッドコーチ、チームオーナー、スタープレイヤー、その家族、チーム・ドクター、スポーツ記者、アナウンサー、政治家、取り巻きたち・・・アメリカンフットボールに関わる様々な人々がこの映画に登場し、重要な人物となっている。果たして、ゲームとは、勝つか負けるかだけのものなのか?

出演:アル・パチーノ、キャメロン・ディアス、デニス・クエイド、ジェイミー・フォックス、ジェームズ・ウッズ、LL・クール・J、エリザベス・バークレー、アーロン・エッカート、ローレン・ホリー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ いいの?

お話はフィクションですが、今のNFLの裏側を見せてくれるようなものなのでとてもおもしろかったです。途中、リアルな雰囲気を出すための演出の一つにびっくりするようなものがあり「えっ・・・良いの?」と驚きました。

★★★★★ コマンチ!

スポーツもの特有のサクセスパターン(駄目チームが様々な困難を乗り越えて栄光を勝ち取る)を前面に出さないところが、私がこの作品を大好きな理由。 アメフトに関わる様々な人間関係 オーナーとコーチ、選手の新旧交代、チームとビジネス、それらすべてが、シーズン最終戦に集約されていくのはさすがだ。残り時間のカウンターが減っていくところは、アメフトを知らなくてもその醍醐味を存分に味わうことが出来るはず。

★★★★★ スポーツとはアドレナリンである。

まず圧倒されるのはアメリカンフットボールのゲーム描写です。新しい技術を駆使して体験させてくれるフィールド内の「汗」「息づかい」そして、「きしむ音」。まるで自分がそこにいるような錯覚。実際にはあり得ない視点からの映像が生み出すリアリティ。冒頭から「面白い!」と引きずり込まれました。その描写を一人歩きさせることなく、リアルに見せてくれている要因に、俳優達の台詞の中にもアドレナリンの交換のような演技が光ります。アルパチーノ演じる監督が、オーナーのキャメロンディアスと対立するシーン、柱のクオーターバックであるデニスクエイドとの信頼感溢れるやりとり、ニュースター、ジェイミーフォックスとは親子のような関係。アルパチーノの持つ魅力が充分に楽しめます。
迫力のある映像、これがこの映画の肝です。音も良く、音量を大きくできない方はヘッドフォンで聴かれるのも良いと思います。

★★★★☆ オリバー・ストーンの弩迫力映像を堪能せよ!!!

私はアメフトはまったく解らないのですが、それを差し引いても本編の迫力は鳥肌物でした。音楽の選曲もカッコ良く、めまぐるしく変わるカット割にもオリバー・ストーンの手腕が発揮され、良い意味で怒涛の緊迫感を味わえます。なのですが、映画の内容が映像の迫力に負けており、はっきり言ってストーリー性は無いようなものです(笑)。この映画の楽しみ方は、問答無用の迫力を体感して興奮のうちに過ごす2時間半だと思います。質の高いMTVを楽しむような感覚です。はまる人にはあっという間の2時間半でしょう。そのため個人的には星5つでも良いのですが、一般的に考えると、見る人を選ぶ作品なので、マイナス星1つというところ。アル・パチーノの演説が好きな人と、ド迫力の映像が楽しみたいという方には、文句無しでお勧めです。

作品の詳細

作品名:エニイ・ギブン・サンデー
原作名:Any Given Sunday
監督:オリヴァー・ストーン
脚本:オリヴァー・ストーン、ジョン・ローガン
公開:アメリカ 1999年12月16日、日本 2000年5月27日
上映時間:150分
制作国:アメリカ
製作費:5500万ドル
興行収入:1億ドル
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