少女たちの熱い音楽、友情、青春が胸を打つガールズ・ムービー
ストーリー:1975年、ロサンゼルス。ジョーン・ジェット(クリステン・スチュワート)は、ロックがやりたいと周囲に訴え続けるが、誰にも相手にしてもらえない.。そんなある日、敏腕プロデューサー、キム・フォーリー(マイケル・シャノン)に出会い、彼の協力のもとメンバー探しを始める。一方、シェリー・カーリー(ダコタ・ファニング)は、好きな音楽を共有する友だちもいない退屈な毎日を送っていた。ある日、親の目を盗み出かけたクラブでジョーンとシェリーは運命的な出会いを果たす。男まさりな格好のジョーンや他のメンバーに女性らしいルックスのチェリー加わり、最強のガールズバンド・ランナウェイズが結成される。活動を始めた彼女たちは、男たちから差別を受けながらも着実に実力をつけ、その人気は世界中に飛び火していく。しかし、シェリーのルックスばかりに注目が集まり色物扱いされる苛立ちと、嫉妬からバンド内に軋轢が生まれ始める・・。
出演:クリステン・スチュワート、ダコタ・ファニング、マイケル・シャノン、ステラ・メイヴ、スカウト・テイラー=コンプトン、アリア・ショウカット、ライリー・キーオ、ジョニー・ルイス、テータム・オニール、ブレット・カレン、ハンナ・マークス
★★★★★ やっぱり、元祖はカッコいいな!
どんぴしゃり世代には懐かしさもありますが、キャストがそっくりで楽しめます。
★★★★☆ ジョーン・ジェットごめんね、とそっと呟きながら見た
私はランナウェイズのちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちぇりーぼーん!をリアルタイムで聴いていた世代である。何気にノスタルジーに駆られて見たが、いろんな意味で驚かされた。まずは、皆エラく若かったのネ、と驚いた。立ち上げ当時、平均年齢16歳!だったとは。。。当時高校生だった私にとって、自分と同世代というよりは、ずっと大人の女に見えた。それだけ色っぽかったのだろう。映画の主役の女優は二人とも、魅力的だった。ボーカル役を見て、誰だろう、やけに安達祐実に似ているな、と思っていたら、成長したダコタ・ファニングだった。こんなに大きくなったのかと、改めて子役の成長の速さに、また驚いた。映画の中に、「人の記憶に残るのは、ボーカルの顔だけよ」というセリフがあった。確かにその通りである。私の記憶に残っている本物のランナウェイズのメンバーの顔は、やはりボーカルのシェリー・カーリーだけである。それも、顔そのものではなく、金髪と下着姿しか浮かんでこない。ゆえに、下着姿で歌うような、お色気主体のグループだと思っていた。ギタリストのジョーン・ジェットがロックをこよなく愛し、自分の音楽世界を構築しようと必死であったことを改めて知り、驚いた。男社会のロック界に打って出ることが当時、困難を極めたことも知らなかった。当時、顔も覚えていなかったことに、ジョーン・ジェットごめんね、とそっと呟きながら見た。主役二人のみならず、それぞれのメンバーに、それぞれの人生模様があったことだろう。グループ立ち上げの経緯ばかりでなく、崩壊の過程と彼女たちのその後を、もっと丁寧に描いて欲しかった。
作品の詳細
作品名:ランナウェイズ |
原作名:The Runaways |
監督:フローリア・シジスモンディ |
脚本:フローリア・シジスモンディ |
公開:アメリカ 2010年3月19日、日本 2011年3月12日 |
上映時間:109分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1000万ドル |
興行収入:460万ドル |
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