ドラマ

レインマン

他人同然のように、全く異なる人生を歩み続けてきた兄と弟が、父親の死をきっかけに出会い、そしてお互いを見つめあい、感じあい、意識しあい、やがてそれぞれの人生を大きく変えていくまでを、ユーモアと感動で描きあげた最高の話題作

ストーリー:10代の頃、父親と衝突して家を飛び出して以来、自由奔放に生きてきた若者(トム・クルーズ)。金の返済に追われる彼に、父親の死亡の知らせが届く。遺産めあてに帰郷した若者を待っていたのは、自閉症で40数年間も孤独の世界に生きる実の兄(ダスティン・ホフマン)の存在と、その兄が遺産相続人という思いがけない事実だった。自閉症だが記憶力が抜群という特殊な才能を持つ兄を利用して、何とか遺産金を手に入れようと、故郷のシンシナティからカリフォルニアヘ兄を連れ出す弟。 初めて実社会に放り出されて刺激を受ける兄。奇妙な兄の行動に悩まされながら、兄の世話に翻弄させられる弟。いま二人の旅は、過去と未来の狭間の中で、それぞれの心に大きな変化をもたらそうとしていた・・・。

出演:トム・クルーズ、ダスティン・ホフマン、ヴァレリア・ゴリノ、ジェリー・モーレン、ラルフ・シーモア、ボニー・ハント、マイケル・D・ロバーツ、ルシンダ・ジェニー、ジャック・マードック、バリー・レヴィンソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ホフマン圧巻の演技!

とにかくダスティ・ホフマンの演技が圧巻!もう足の先から頭のてっぺんまで自閉症になりきってます!そして兄弟愛に目覚めていくトム・クルーズの演技も素晴らしい!派手な展開などなくても役者の演技力があれば観る人をスクリーンに釘付けしてしまう見本のような映画!

★★★★★ 繰り返し観ています

何年かに1度また観たくなる映画です。自閉症の兄にはできないことがある。できないことがあるけど、その範囲内での愛情表現と思われる行動、しぐさに心打たれる。ラストシーンは弟は兄を抱きしめたかったと思う。だけど兄は性質上それを非常に嫌がるので我慢したんだろう。それに対して兄はそっけない。それでも弟は兄の性質を理解して、せつない気持ちを抑えつつ、笑顔で見送るところに感動。

★★★★★ やっと心が通じた

何でもない言葉や仕草を、これほど丁寧に扱った映画はあまりない気がする。「チャーリーがふざけた」と言って笑ったり、あの能面のような表情のままチャーリーに額を重ねるレイモンドを見ていると、自然に涙が出てきた。自閉症の描き方がすごく丁寧だった。むしろ「自閉症を理解してほしい」という作り手の異常なまでの執念を感じた。意思疎通の困難。パニック。自分が作ったルールへの異常な執着。ダスティン・ホフマン演じる自閉症患者は、「障碍者=純粋」といった日本のドラマにありがちな、安易で甘ったるいイメージとはかけ離れている。身体が触れ合うことに激しい不快感を覚え、ときにパニックに陥って叫び出す。そんなレイモンドが、旅を通して親友(メインマン)になった弟と額を重ねる。人と人が分かり合うのは、難しいことだと思う。それはむしろ家族であったり、身近な人ほどそうなのかも知れない。しかし、決して分かり合えないと思っていた人との間にも、確かに「心が通じた」という瞬間が生まれるときがある。それは何でもないことがきっかけであったりするし、その瞬間に健常者と障碍者の区別はないと思う。映画を見終わった後、そんなことを考えながらASDを抱える身近な人のことを思った。

作品の詳細

作品名:レインマン
原作名:Rain Man
監督:バリー・レヴィンソン
脚本:バリー・モロー、ロナルド・バス
公開:アメリカ 1988年12月16日、日本 1989年2月25日
上映時間:134分
制作国:アメリカ
製作費:2500万ドル
興行収入:3億5400万ドル
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