実際に起きた内戦「クリステロ戦争」を基にしたメキシコ映画
ストーリー:1926年メキシコ。新任のカイエス大統領(ルーベン・ブラデス)は内戦で疲弊した原因は宗教であるとして、一切の宗教活動を禁止し、武力弾圧を開始した。外国人聖職者も迫害を受け、信念を貫いたクリストファー神父(ピーター・オトゥール)は非業の死を遂げる。すぐさま信仰の自由を求めて貧しい農民を中心にクリステーロス(反政府組織)が立ち上がる。実戦の指揮官として、元政府軍の将軍で今は実業家のエンリケ・ゴロスティエータ(アンディ・ガルシア)に白羽の矢が立つ。血気盛んな若者ラミレス(オスカー・アイザック)とベガ神父(サンティアゴ・カブレラ)を副官に据え、強大な政府軍にゲリラ闘争を仕掛け、巧みな戦術によって、政府軍を攻略していく。しかし、エンリケには新たな政府軍の反撃による苛酷な試練が待っていた・・・。
出演:アンディ・ガルシア、オスカー・アイザック、ピーター・オトゥール、ルーベン・ブラデス、エヴァ・ロンゴリア、カタリーナ・サンディノ・モレノ、サンティアゴ・カブレラ、エドゥアルド・ヴェラステーギ、ブルース・グリーンウッド、ブルース・マッギル、カリメ・ロザノ
★★★★★ 最高に面白い
単なる宗教の物語かと思ったら全然違った。西部劇でもありアクションも素晴らしかった。エンディングでゴッドファーザーのガルシアと分かったときは感激した!
★★★★★ 近現代の十字軍
作品をみて事実に基づいたものと知ってびっくりした。それと同時に大統領がおかしな思想だとこんなことになってしまうんだと・・・作品を見た後wikiで調べても大した情報載ってないしこれを知らない日本人も多いだろうなと思う。宗教戦争は昔から現代まで形を変えて続いてる。信仰心が薄い私だが他人の信仰心は尊重しないといけないなと思った作品です。作品としては人物像がわかりづらい面がありましたが概ね面白くみれました。神父のおかげで信仰心が身についた少年の演技に一番グッときました。
★★★★☆ 神はじっと見つめるだけ・・・
神は人間に「愛と暴力」の矛盾するDNAを植え付け、人間の不様な葛藤を、天空よりじっと見つめたまま放置する。1926年メキシコで起こった「クリステロ戦争」を題材にしている。教会派に志願した少年兵(アンディ・ガルシアより主役?)が捕らえられ、キリストがゴルゴダの丘に引き回される姿を連想させるほど、残虐でむごい場面が続く。少年兵の残酷な歴史は、沖縄戦での鉄血勤皇隊やヴェトナム戦争・中東戦争と止む事なく続き、常に神と政治の狭間で忘れられてゆく。人間は永久に死の瞬間まで神にすがるしかないのだろう??
作品の詳細
作品名:グレート・グローリー 大いなる勝利のために |
原作名:For Greater Glory |
監督:ディーン・ライト |
脚本:マイケル・ジェームズ・ラブ |
公開:2012年4月20日 |
上映時間:145分 |
制作国:メキシコ |
製作費:1200万ドル |
興行収入:1000万ドル |
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