世界の紛争地帯で活動するCIA工作員と彼を監視する冷酷な上司。両者の駆け引きを描いたアクションサスペンス大作!
ストーリー:CIA工作員フェリスは中東系国際テロ組織のリーダー、サリームの捕捉を目指すが、遠く米国からフェリス(レオナルド・ディカプリオ)に指令を送る上司ホフマン(ラッセル・クロウ)は工作員の現場を理解せず、ある事件でフェリスは重傷を負う。そんな彼にホフマンは、ヨルダンで見つかったサリームのアジトに向かうよう命じ、フェリスは現地へ。だがホフマンのミスから現地の協力者の信用を失ったフェリスは、偽のテロ組織をでっち上げてサリームをおびき出そうとするが・・・。
出演:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ、オスカー・アイザック、サイモン・マクバーニー、アロン・アブトゥブール、アリ・スリマン
★★★★★ 中近東の世界は今・・・
スケールの大きさ、扱うテーマ、登場人物の設定、行きかう本物のヘリコプター。切りがないないくらいリアルで圧倒的な映像だとおもう。中近東情勢はこうなんだろうと臨場感がはんぱない。また、デカプリオもいいが、ラッセル・クロウもいい。脇役陣も本物ぽい。このような映画を作り出せること自体が、すごい!と感心しながら鑑賞した。
★★★★★ 良いじゃな〜い!
エンターテイメントでハードボイルド。戦争がどうのこうのはこの映画のテーマではない。「戦場」という足を踏み外したら命を落としかねない、絶対的な緊張感の中での「騙し合い」を味わってもらうがための映画だ。あくまでも戦時下というのは物語の演出のための舞台設定でしかない。伏線を張るだけはって、ロジックの積み重ねの上に展開される物語ほど、途中で破綻や綻び、またはストーリーを円滑に進める為の妙な演出で気分が中折れしてしまうものである。しかし、この映画ではどこまでもリアリティを失わず、疾風怒濤のごとくストーリーは進行する。騙し合いに用いられるアイデアと、結末へのロジックの積み重ねは、そこいらの原作者、監督では描ききれないだろう。無駄なシーンを削ぎ落とし、究極に洗練されたハードボイルドがそこにあった。原作者はとても賢く、リドリー・スコットも賢い。こんな場面設定での一級の騙し合い、そしてこんなにも痛快なハードボイルドを展開できうる両者に感服致しました。最高に気持ちよかった。
★★★★☆ アメリカCIAのスパイが一人で中東のヨルダンで活動する物語
空から監視することでアメリカ人一人でもスパイができるようだ。目的はテロの首謀者の抹殺か。現地で仲間を作り活動するのだが、テロの情報がほしくてスパイを送り込んだりする。自分がスパイだとばれたら殺されるので命がけだ。現地のヨルダン情報局ハニと協力して情報を集める。やはり、現地でアメリカ人は目立つ。自分の足で情報集めはまず無理だ。リアルな感じがいい。こんな仕事ばかりしてたら命がいくつあっても足りないだろう。アクションシーンは少なめだが面白かったので★4。
作品の詳細
作品名:ワールド・オブ・ライズ |
原作名:Body of Lies |
監督:リドリー・スコット |
脚本:ウィリアム・モナハン |
原作:デヴィッド・イグネイシャス『ワールド・オブ・ライズ』 |
公開:アメリカ 2008年10月10日、日本 2008年12月20日 |
上映時間:128分 |
制作国:アメリカ |
製作費:7000万ドル |
興行収入:1億1500万ドル |
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