恋で人生は変わる?
ひと夏を過ごすため、バルセロナにやってきた親友同士。2人は同時に、あるセクシーな画家に惹かれていく。そこに画家の元妻まで現れて!? 性格もキャラもかけ離れた3人の女と、1人の男。恋し、癒され、入り乱れ、4人の関係は予想だにしない怒涛の展開を迎える。この恋、最後に勝つのは恋か自分か?
女心を熟知する魔術師、ウディ・アレン監督史上、最もセクシーな”恋”の傑作の誕生! スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデムほか豪華スター、大集結。青い空の下、最高にグラマラスでスリリングな恋が始まる。あなたもきっと、バルセロナで身を焦がす恋がしたくなる。
ストーリー:ヴィッキーとクリスティーナは親友同士。ヴィッキーは慎重派で、堅実な彼と婚約中。一方のクリスティーナは恋愛体質な情熱家。2人はアメリカを離れ、ひと 夏をバルセロナで過ごすことに。ある日、2人はセクシーな画家、フアン・アントニオと出会う。クリスティーナが一目で恋に落ちる一方で、ヴィッキーも少し ずつ、戸惑いながらも彼に惹かれていく・・・。ヴィッキーの悩みとは裏腹に、順調につき合いだしたクリスティーナとフアン・アントニオ。そこにフアン・アン トニオの元妻、美しく、激しいマリア・エレーナまで現れて・・・。
出演:ハビエル・バルデム、レベッカ・ホール、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン、パトリシア・クラークソン、ケヴィン・ダン、クリス・メッシーナ、パブロ・シュレイバー、キャリー・プレストン
★★★★★ 『バルセロ~ナ』に行ってみたいな・・・
あの、人を小馬鹿にしたようなテーマ・ミュージックの歌と演奏の軽さがとっても良かった。全ての登場人物の愚行をあざ笑っているようで。それもまた人生!それにしても、ガウディとミロと、赤ワインと、深夜のレストランとギター演奏、いいですね!乾燥した真夏のスペインの木陰を自転車で疾走する。いいですね!『バルセロ~ナ』や、そこを州都とする、カタルーニャに行ってみたくなります。ナイフも銃も、欲求不満も、何もいらない!画家、フアン・アントニオのふるさと、父親の住む実家での、庭の井戸の場面、ギターで『聖母の御子』が流れます。大好きな曲です。フアン・アントニオに対する偏見や胡散臭さから解放されて、心がナチュラルになりました。ウッディ・アレン監督!僕らを楽しませてくれて、ありがとう!!!
★★★★★ 3人でやっと完成する芸術的な恋愛
トラブルメーカーの元妻役のペネロペ・クルスが感情激しくとても良い演技をする。夫婦では埋められない溝をもう1人が埋めて上手くいく、まるで足りかなかったピースを埋めて完成するパズルの様に。けれども、芸術は儚いから美しいのと同じ、恋愛も永遠には続かない。その一瞬だったから素晴らしかったと自分に言い聞かせ、それぞれの人生を見つめ直す。それでも…てな感じでタイトルに繋がる。雑な邦題だと思ったけれど、観たら納得。ストーリーテラーが大筋を語る事で情熱的で甘ったるいだけのスペイン・ロマンスを、静観出来る作風に仕上げているのも良かった。
★★★★☆ おっさん無双
とにかく奔放なおっさんがモテる話。にしても全員がある意味ステレオタイプなのに個性的で誰が主人公かよくわからない。エンドロールの役者の紹介もなかなか面白かったです。全然現実味のない内容なのに、終わり方がやけに現実味のある感じで納得させられてしまった。
★★★★☆ 恋は気まぐれ、カタルーニャは晴れ渡る
さまざまな恋模様が描かれるコメディ映画で、なかなかおもしろかった。全体として何を語っているかはよくわからなかったのだが、恋愛にはいろんな形があっていい、ということだろうか。情熱的な愛情を求めてそれが叶っても、うまくいくとはかぎらないし、堅実な愛が本物だと疑わず信じていたときに、突然の恋に心揺れ動いても、結局どっちに転ぶかは限らない。気まぐれな天気みたいなものだが、カタルーニャの街は太陽の光に恵まれていて、とても美しかった。あと、レベッカ・ホールが好印象だった。彼女は不思議とわたしの観る映画に登場しているケースが少なく、今回がほぼ初見ではないかと思う。彼女の出演作をチェックしてみたいと思う。
作品の詳細
作品名:それでも恋するバルセロナ |
原作名:Vicky Cristina Barcelona |
監督:ウディ・アレン |
脚本:ウディ・アレン |
公開:アメリカ 2008年8月15日、日本 2009年6月27日 |
上映時間:96分 |
制作国:アメリカ、スペイン |
製作費:1500万ドル |
興行収入:9600万ドル |
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