ドラマ

アトランティスのこころ

世界でほんの僅かな人しかもっていない「こころの力」をその人は持っていた。一それは不思議なカが結びつけたひとりの男と少年の[こころの奇跡]の物語

スティーブン・キング作品ならではの日常の中で起こる奇跡がもたらす深い感動を、最高のキャストとスタッフがスクリーンの上に実現してくれる、この映画。誰もが忘れかけていた“こころの力”が涙とともによみがえる感動作だ。見ればきっと、あなたのこころに眠るアトランティスも、目をさますに違いない。

ストーリー:その男は突然やってきた。 11歳の少年ボビーがその母と暮らす、ある田舎町の住み慣れた我が家に。テッド(アンソニー・ホプキンス)、という名のその老紳士は、知的で物静かな外見の奥にある強大な力を秘めていた。彼の不思議な力に気づきかけた少年に、テッドは言う。「私には、あることが見え、あることがわかる」と。テッドの心の奥底に眠る力。その力ゆえにテッドの運命は変わり、常人とはちがう、恐るべき人生を歩むことになる。そして、テッドの力にふれた少年もまた、その運命を大きく変えてゆくことになるのだった・・・。

出演:アンソニー・ホプキンス、アントン・イェルチン、デヴィッド・モース、ミカ・ブーレム、ホープ・デイヴィス、アラン・テュディック、トム・バウアー、ウィル・ロスハー、ディアドラ・オコンネル、アラン・テュディック、セリア・ウェストン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ きっと心になにか残るはず。

「自分がまだ子供だった頃、「大人」じゃなかった頃、心の何処かに確かにあった場所、信じていた純粋な心、人を愛する心。でも、そうゆう心をみんなが平等に持っているわけじゃない。だから他人がどう思ってるかを考える必要はないし、自分のできる最良の事をするのに時間を無駄にしてはいけない。全ての世間のためにでは無く。」自分の事しか愛していない人間(理不尽で情け容赦の無いヤツら)と、純粋な故に迫害された人間のキングならではのドラマ。とても感動しました。

★★★★★ 私は好きです。

派手さはないが、心にジーンとくる名作だと思います。さすがは名優アンソニー・ホプキンスだと思いました。一瞬のうちに作り出す別の顔は、彼ならではの迫力、魅力と恐怖を同時に作り出す存在感と自然体でリアルな演技は毎回引き込まれます。彼の演技は、彼が映像の中から消えても、その存在感をしっかりと残すほど心に刻み込む素晴らしさがあると思います。の作品から受け取りました。

★★★★☆ 良い原作があれば映画も

原作は、かのスティーブン・キング。『ショーシャンクの空に』、『スタンバイミー』、『グリーンマイル』と、現代の名画に名を連ねる数々作品は氏の原作になる。そしてこの「アトランティスのこころ」も、アメリカが、まだ力強くアメリカだった頃の時代背景のもとに、人の出会いの不思議さと、生きることのやさしさや哀しさを静かに訴えかけてくる。11歳という、まだ幼く汚れない心を幻の国“アトランティス”にたとえて、いつかそれを忘れてしまった大人たちと、いつか忘れてしまうであろう子供たち。もうそんな時が遠い昔になった自分でさえ、その短い短い一時期の出来事を、美しく心に刻み残しておきたいと、しみじみと感じさせてくれる良い映画でした。

★★★☆☆ 友達まですべて過去にする必要性はあったのだろうか?

映画は前後に現在の自分の話があり、その間を過去の記憶の物語が埋める、という形式をとっている。しかし、この前後の部分は非常に余計である。友達が亡くなることで、過去の美しさが永遠になった、とでもいいたいのだろうか?そこまでダメ押しする必要はなかった気がする。前後の現在の物語を省き、もう少し老人と少年との交流を示すべきであったと思わざるを得ない。その点では少々物足りなさを感じているが、アンソニー・ホプキンスの演技はすばらしく、子役たちも活き活きと自然でとても良い印象を受けた。

作品の詳細

作品名:アトランティスのこころ
原作名:Hearts in Atlantis
監督:スコット・ヒックス
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
原作:スティーヴン・キング『アトランティスのこころ』
公開:アメリカ 2001年9月28日、日本 2002年5月18日
上映時間:101分
制作国:アメリカ、オーストラリア
製作費:3100万ドル
興行収入:3000万ドル
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