スリラー

ザ・バンク/堕ちた巨像

たった一人のインターポール捜査官VS.世界屈指の超一流銀行。ベルリン、ミラノ、ニューヨーク、そしてイスタンブール・・・、各国の金融都市を舞台に繰り広げられる怒濤のアクション!

ストーリー:世界の富裕層から莫大な資金が集まる欧州を代表する巨大銀行IBBC。しかし、その取引にはある違法行為の疑いが・・・。ニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマンと共同で捜査に乗り出したインターポール捜査官のルイ・サリンジャー。ベルリン、リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨーク、そしてイスタンブールへ。次々と消されていく証人や証拠に翻弄されながら、彼らの追跡は国境を越えていく。世界屈指のその銀行の資金は、いったい何処から流れているのか。核心に近づくたび断ち切られる真相解明の糸口。サリンジャーは、強大な権力をまとったメガバンクに、一人で立ち向かう決意をする。そして、真相を暴くため彼は法の枠さえ超えようとしていた・・・。

超一流のキャスト&スタッフが放つ、極上のアクション・エンターテイメント

主人公のサリンジャー捜査官を演じる『キング・アーサー』、『トゥモロー・ワールド』のクライヴ・オーウェン。正義と権力の狭間で苦悩する男を独自の渋さで魅せている。また、NY検事局のホイットマンには、『キングコング』から『21グラム』まで演技の幅広さで定評がある、ナオミ・ワッツが抜擢された。そして、このグローバルな超大作を監督したのは、『ラン・ローラ・ラン』、『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ。スタイリッシュな独特の世界観でまとめ上げ、最高のエンターテイメントを完成させた。特に、終盤のNY グッゲンハイム美術館で繰り広げられる銃撃戦は、映画史上類をみない壮絶な緊迫シーンでたたみ込み、観るもの全てを釘付けにする!

出演:クライヴ・オーウェン、ナオミ・ワッツ、アーミン・ミューラー=スタール、ウルリク・トムセン、ブライアン・F・オバーン、ミシェル・ヴォレッティ、ルカ・バルバレスキー、ジェームズ・レブホーン、イアン・バーフィールド

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 世界はこうなっている

インターポール、国際警察。世界の不正をただし、秩序を守る。ただし、世界はそれで裁けるようになっていない。その外に出なければ。世界を知り、これからどう生きるべきなのか、必見。

★★★★★ クライヴの目力に圧倒される映画。

この混沌とした時代の背後で何がうごめいているのか、その根元に迫っている。要するに諸悪の根源は金融資本家達であり、そこに真っ向から立ち向かうクライブの怒り節がすごい。スゴイけどやはりそれもまた映画。真に受けたりしてはいけない。要は洗脳映画だから。ただ劇中、洗練された建造物のデザインや、カメラワークの妙は地味な映画なりにも特筆もの。見る価値十分。

★★★★★ 巨大銀行の陰謀と戦う

巨大銀行IBBCが非合法な手段で金儲けをして、それに関わったり関係を探ろうとした人物を次々と殺していく。捜査を妨害されながらも仲間たちと真実を暴こうとするのが国際捜査官のルイ。最初見るまではキャストがわからなかったのですが、ルイ役が超名作シューテム・アップでクールに銃を乱射する主演を熱演したクライヴ・オーウェンでした。何かものすごくワクワクしてきましたが、敵の姿が見ている側にわかってしまった時点でスケールの小さな相手のような気持ちにさせられました。見所はやっぱり1時間過ぎたあたりの銃撃戦。意外性のある組む相手と共に次から次に相手を撃ちまくる。今までこいつ憎しと思っていた相手がとても頼もしく見えました。人がホールに落下するシーンはリアルでとても人形だとは思えず、どうやって撮るのか気になって仕方ありません。穏やかで物足りない心が一気に覚醒され、この銃撃シーンで見る価値があるのではないでしょうか。

★★★★☆ 硬派でスタイリッシュな社会派サスペンス。建築物も見もの!

この映画、なかなかの実力なのに、あまり話題にならなかったのは、キャストの地味さ加減からだろうか・・・インターポール捜査官、クライブオーウェンとNY市検事のナオミ・ワッツが主演だけど、ちょっとクライブ・オーウェンが地味かなぁ、と思った。二人とも大人の仕事人としてのいい味は出してると思うが。詳しいことは皆さんが書いてるから省くとして、印象としては、とにかく「硬派」という感じだ。監督も言っているが、かなり事実に近い描写で、「社会悪としての銀行」を冷たく演出している。そして、ロマンチックな描写を敢えて拝したのもそのイメージを増幅している。そして、もう一つの主役は「建築物」。グッゲンハイムはもちろん、主役の銀行や、その他随所に現れる荘厳な建築美に圧倒される。で、グッゲンハイムの銃撃戦。これは間違いなくこの映画の見せ場。アクションとしても見がいがあるし、建築としても本当に美しい!結末もかなりクールですが、総じてサスペンスが好きな方であれば、見る価値はあると思います。

★★★☆☆ The International

世界規模の銀行であるIBBCの資金の不正な取扱いを摘発しようと動き回る。基本的に銀行のやってる悪事は前半冒頭ですべて明かされるので、「証拠をどうやって揃えるか。」という点で物語は進む。主役のサリンジャーは過去にIBBC絡みで警察を追われたこともあり、まさに執念で彼らを摘発しようとする。この映画の最大の魅力はそこだろう。残念なポイントとしては冒頭にすべてほぼ全て銀行の悪事がセリフで説明され、想定している内容を越えるような展開が少ない。社会派サスペンスムービーとしては凡庸な部類に入る映画。建造物の美しさ、特に狙撃者との奇妙な共闘を行う美術館のシーンはかなり楽しめる。

作品の詳細

作品名:ザ・バンク 堕ちた巨像
原作名:The International
監督:トム・ティクヴァ
脚本:エリック・ウォーレン・シンガー
公開:アメリカ 2009年2月13日、日本 2009年4月4日
上映時間:117分
制作国:アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス
製作費:5000万ドル
興行収入:6000万ドル
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