スリラー

反撥

多感な少女が現実と幻覚・妄想の区別がつかなくなり、衝動的に殺人事件を起こすまでを描く衝撃のサスペンス!

ストーリー:ロンドンのアパートで姉ヘレン(イヴォンヌ・フルノー)と同居する内気な少女キャロル(カトリーヌ・ドヌーヴ)。ヘレンは妻子がいる男性マイケル(イアン・ヘンドリー)と交際し、時々彼が部屋に泊まりに来るが、潔癖症のキャロルはそれが嫌でたまらない。彼らがキャロルを部屋にひとり残して旅行に出かけた後、彼女の精神状態は急速に不安定になり、荒くれ男に暴行される夢やさまざまな幻覚を見だす。そして部屋に閉じこもりがちの彼女を訪ねてきた知人や家主を彼女は相次いで衝動的に殺してしまい・・・。

出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、イヴォンヌ・フルノー、イアン・ヘンドリー、ジョン・フレイザー、パトリック・ワイマーク、ヘレン・フレイザー、ヴァレリー・テイラー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ カトリーヌ ドヌーヴさんの美しさに乾杯‼️

カトリーヌ ドヌーヴさんは、若い頃から、現在まで色々な作品に出演なさっておりますが、どの作品を観てもとても美しく輝いていて、とてもこの世の美しさとは思えないような気品のある方だと思います。この作品は珍しくサスペンス的な内容で、すごい演技力が必要だったと思います。でも、ドヌーヴさんの美しさで、演技など何処かに置いておきたいくらいの美しさでした。

★★★★★ 精神崩壊のドキュメンタリー

デビット・リンチにも多大な影響を与えたロマン・ポランスキー監督の傑作。余分な説明もなく、全編無駄のない映像の中に張り巡らされた「狂気」の象徴-壁や道路の亀裂、深夜のレイプ男、腐ったウサギの肉、、、。そしてカトリーヌ・ドヌーブ演じる主人公に巣食う「狂気」は増幅し、カメラはその異常行動の一部始終を淡々と映す。その美しさ故、まるで人形が破壊されていくような無機質な展開は、最恐の戦慄。

★★★★☆ ポランスキーのレイプ願望

男性恐怖症から精神を病んでいく乙女の狂気を描いた、ロマン・ポランスキー初期のサイコホラー作品。カトリーヌ・ドヌーブ演じる主人公の目のクローズアップを多用して、彼女が見ている不条理な世界に対する不安と恐怖を、観客が追体験しているように描かれているので、彼女に近づく男たちが、ペニスを武器に襲い掛かるモンスターにしか見えず、カトリーヌ・ドヌーブの美しさも手伝って、パラフィリアを題材にしたロマンポルノとしての趣もあります。ロマン・ポランスキーは、幼い頃にアウシュビッツに連行された体験を持ち、ナチスから受けた迫害が作品に影を落としているとされていますが、一方で少女に対する淫行容疑で何度も身柄を拘束されたことがあり、本作品は裏を返せば、ポランスキーのレイプ願望が形になった作品と言えるのではないでしょうか。

作品の詳細

作品名:反撥
原作名:Repulsion
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロマン・ポランスキー
公開:イギリス 1965年6月10日
上映時間:105分
制作国:イギリス
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