ドラマ

17才のカルテ

私が異常だったのか。時代のせいなのか。ありがちな少女のつまずきなのか・・・

自らも二十歳の時に「発作的不安に襲われて」入院をした経験を持つウィノナ・ライダー。スザンナの混乱と自暴自棄が誰にでも起こりえることだと身をもって知っている彼女は、過去に2度もオスカー候補になった演技力に加えスザンナの心の動きをシンパシーをもって映し出している。

ストーリー:時は1967年、17歳のスザンナ(ウィノナ・ライダー)はごく普通のアメリカのティーン・エイジャーだった。混乱し、不安にさいなまれ、目まぐるしく変わる価値観に意味を見出そうと必死になっていた。彼女は大量にアスピリンを飲んで自殺を図り、親の勧めで精神科に入院する。切れてしまいそうな神経を抱え、戸惑い、揺れ動くスザンナ。けれど、この病院で出会った風変わりな女性たちは彼女の親友になるだけでなく、見失っていた自分自身を取り戻す道を明るく照らし出してくれた・・・。

出演:ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、クレア・デュヴァル、ブリタニー・マーフィ、エリザベス・モス、ジャレッド・レト、ジェフリー・タンバー、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、カートウッド・スミス、ウーピー・ゴールドバーグ、ケイディー・ストリックランド

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 名作!!

何度見ても良い+時々無性に見たくなる。

★★★★★ 女優さん達の演技が良い

初めてこの作品を見たのは今から10年前。思春期真っ盛りで精神状態がとても不安定なときに偶然この作品に出会いました。以来、とても大好きな作品です。少女達の心の闇と葛藤。主人公は自分の進むべき道を見つけられるのか・・・。

★★★★★ 本当に、観てよかった!

決して感動を押し付けることなく、観ていて胸がキュ〜ンとなる、静かでいい映画だ。主演のウィノナ・ライダーやアンジェリーナ・ジョリーだけでなく、この話に登場するそれぞれの女の子に対して、観る人それぞれの思い入れがあると思う。一連のセリフがとても印象に残る。また、挿入曲の使い方が実に上手くて、DVDと同時にサントラも速攻で買った。エンドロールで流れる ♪恋のダウンタウン が特にお気に入り。とても感動したし、とても考えさせられた。観る価値は十分にあったし、観て本当に良かったと思う。

★★★★☆ borderlineとは?

境界型人格障害の診断をうけた主人公が、精神科病棟の様々な患者を通して、立ち直っていく。不安定な時代背景で、ことに多感な思春期には、「正常と異常の狭間」で揺れ動いている人は数多いと思う。また、ある意味で「死」にも非常に近づく時期でもある。物語は1960年代を背景としているが、社会と個人の精神が病んでいる現代にこそ、多くの人に見てもらいたい映画であると思う。

★★★☆☆ パーソナリティ境界障害ってどういうこと?

パーソナリティ境界障害の事が知りたく調べてたどり着いたのがこちらの映画でした。結論からいうとあまりパーソナリティ境界障害の意味はわからなかったです。主人公のスザンナは(パーソナリティ境界障害)と診断され精神病院へ。最終的には寛解して病院を退院する事になりますが脚注ではスザンナは精神病的な奇行はなく普通の人という印象を受けました。主人公よりもリサ(アンジェリーナ・ジョリー)がどのような病名だったのか?あのキレっぷりや喜怒哀楽の激しいところがパーソナリティ境界障害なのか?リサの影響を受けてスザンナは社会復帰を再考するというストーリーですが・・・。謎すぎて私のレベルではまだ共感出来ませんでした。それでも自分には理解の出来ない・色々な事が世の中にはあるのだな。と感じることはできました。

作品の詳細

作品名:17歳のカルテ
原作名:Girl,Interrupted
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェームズ・マンゴールド、アンナ・ハミルトン=フェラン、リサ・ルーマー
原作:スザンナ・ケイセン『思春期病棟の少女たち』
公開:アメリカ:1999年12月21日、日本:2000年9月2日
上映時間:127分
制作国:アメリカ
製作費:4000万ドル
興行収入:4800万ドル
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