ジキル博士とハイド氏の恐怖譚を住み込みのメイドの視線で描いたサスペンス・ホラー
ストーリー:19世紀末イギリス。貧しい家庭に生れ育ち不遇な人生を歩んできたメアリー・ライリー(ジュリア・ロバーツ)は、ジキル博士(ジョン・マルコヴィッチ)のもとで使用人として働き始めた。お互いのことを知るにつれ、メアリーと博士は特別な信頼関係を持つようになる。その頃、博士の助手としてハイドという男が屋敷に雇われる。粗野で下品なハイドの出現で平穏な屋敷の空気は乱れ始め、ついには恐ろしい事件が・・・。
出演ジュリア・ロバーツ、ジョン・マルコビッチ、マイケル・シーン、ブロナー・ギャラガー、グレン・クローズ、マイケル・ガンボン、キーラン・ハインズ
★★★★☆ 原作とは少し趣がちがうようですが面白いです
私の趣味だと今までにあった原作に忠実なジキル博士とハイド氏が好きですが、視点を変えてのこちらも悪くなく、面白いと思いました。ジュリア・ロバーツの奉公人の女性が、主人のジキル博士に惹かれていきます。ハイド氏にも・・・。ぎょっとしましたが、なにか微妙にわかる気がしてどきどきしました。ジキルからハイドに変身していく様はとてもよく出来ていて感心感心~、何度も巻き戻してスロー再生で見ました。
★★★★☆ メアリー・ライリー
ロンドンの陰気で退廃的な雰囲気はよく出ていると思います。ちなみに小説が上記のタイトルで発行されているので、補完の意味でおすすめです。ジュリア・ロバーツ演じるメアリーが、ハイドのことを嫌悪しつつもなぜか惹かれていく過程とか、ハイドの病的なメアリーへの執着とか、ジキルとハイドを演じるマルコヴィッチの怪演などなど、一度観て損はない作品です。もどかしい恋愛模様。
★★★☆☆ やはりマルコヴィッチか
色んなジキルとハイドを観てきたが、新しいストーリーという感じ。メイド(ジュリア・ロバーツ)が主役級なのも新鮮だったし、ジキルとハイドが特殊メイクなし、というのも新鮮だった。今までのジキルとハイドは外見でどっちがジキルでどっちがハイドかというのを明確に分けていたが、今回はマルコヴィッチの演技力と観る側の少しの努力で(私はあまり努力しなかったけど)マルコヴィッチが見事に演じ分けている。今までの映画と一番に違う点はジキルの内面に迫ったところだろうと思う。昔風に撮っているけどやはり今は21世紀なので古臭くない昔風という感じ。一番驚いたのはハイドがジキルに戻る瞬間でうぉ?!これは今じゃないと撮れなかっただろうその変身振りが、なるほど~。そんなところから・・面白かったデス。
作品の詳細
作品名:ジキル&ハイド |
原作名:Mary Reilly |
監督:スティーヴン・フリアーズ |
脚本:クリストファー・ハンプトン |
公開:アメリカ 1996年2月23日、日本 1996年8月31日 |
上映時間:108分 |
制作国:アメリカ |
製作費:4700万ドル |
興行収入:1200万ドル |
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