許せますか、彼女の”選択”
主演のエリカ役に2度のアカデミー賞(R)受賞を誇るジョディ・フォスター、エリカを執拗に追う刑事役にオスカー(R)ノミネート俳優テレンス・ハワード。内蔵をえぐるような切れ味とエモーショナルな魅力に満ちた、傑作サスペンス・アクション。
ストーリー:ニューヨークの人気ラジオ・パーソナリティ、エリカ・ベイン(ジョディ・フォスター)。暴漢にフィアンセを殺され、彼女自身も命を落としかけたエリカは、絶望からもう一人の自分に目覚めてしまう。自分の中に他人がいるような感覚で銃を手に取り、復讐と魂の救済を求めるエリカ。「なぜ誰も自分を止めてくれないのか?」という矛盾した思いを胸に、今日も夜の街を彷徨うのだった・・・。
出演:ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード、ナヴィーン・アンドリュース、ニッキー・カット、メアリー・スティーンバージェン、ジェーン・アダムス
★★★★★ 光と闇の狭間で。
心に苦しみを抱えた多くの人に見て欲しいかなりショッキングな作品。一度心にキズを負ってしまうとなかなか立ち直れなくて余計に苦しみを抱いてしまうものですが、この作品はそんな人々の心の中からその罪の本質を暴露する力を持っていると感じました。主人公の心の中の実態を追い掛けてみるだけでも面白く物語を味わえると思います。ジョディ・フォスターの演技には素晴らしいものがあるとも感じました。お勧めの出来る作品。
★★★★☆ 是か非か
ジョディ・フォスターの演技力は さすがだ。ラストは賛否が当然あるだろうが、ストーリー自体は面白かった。彼女の主演映画の中でも ランクは上位だと思う。
★★★★☆ ジョディの魅力全開
タバコをふかすカットがとても似合う女優さんですね。ステキな彼氏との結婚を控え、仕事も順調。そんな幸せ絶頂期の導入部がもう少し長く、丁寧に描かれていると主人公の天国から地獄的落差のインパクトが強く出たような気がします。恐怖に怯えるエリカと、悪を憎み実力行使に出るエリカ、この二面性の表現としてはもう一工夫欲しかった所。二重人格的なものでもないし、何かのきっかけで発作的に行動するわけでもない、新しいタイプの“変貌”とも受け取れるので、見せ方の淡白さがやや残念です。解説では彼女を“執拗に追う”とされてますが、当初から彼女に対してやや好意的・同情的な部分が見える、使命感と職務への忠義を持ちながらも人間的に冷酷・非情になりきれないマーサー刑事、個人的にはとても好きです。が、物語の展開的には、終わり方は理想的過ぎというかご都合主義的で、作品の輪郭がボヤけてしまう結果になっているかもしれません。
作品の詳細
作品名:The Brave One |
監督:ニール・ジョーダン |
脚本:ロデリック・テイラー、ブルース・A・テイラー、シンシア・モート |
原案:ロデリック・テイラー、ブルース・A・テイラー |
公開:アメリカ:2007年 9月14日、日本:2007年10月27日 |
上映時間:122分 |
製作国:アメリカ、オーストリア |
製作費:7000万ドル |
興行収入:6900万ドル |
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