スリラー

黙秘

ホラー小説の王者スティーヴン・キングが、彼の原作の映画化『ミザリー』に主演したキャシー・ベイツに捧げた小説を映画化したミステリー

ストーリー:アメリカはメイン州の小島、リトル・トール・アイランド。メイドのドロレス・クレイボーン(キャシー・ベイツ)は、富豪未亡人殺しの容疑で逮捕された。ニューヨークでジャーナリストとして活躍していたドロレスの娘セリーナ(ジェニファー・ジェイソン・リー)は、事件を知り故郷に帰る。20年前にもドロレスを夫殺しの容疑で検挙したマッケイ警部(クリストファー・プラマー)の監視のもと、保釈された母と家に帰ったセリーナだったが、母娘の間には深い溝があった。そしてセリーナは過去と現在の二つの事件の真相を母の口から聞く。

出演:キャシー・ベイツ、ジェニファー・ジェイソン・リー、デヴィッド・ストラザーン、ジュディ・パーフィット、クリストファー・プラマー、ジョン・C・ライリー、エリック・ボゴシアン、エレン・ミュース

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 素晴らしい

キャシー・ベイツの作品では、『ミザリー』が一番だと思っていました。でもこの『黙秘』を観たら、彼女の演技の素晴らしさ、作品の良さに感動しました。キャシー・ベイツがアカデミー賞を取るのにふさわしいぐらいの演技力、作品です。ホラー映画だと勘違いしそうですが、そうではないです。

★★★★★ キングとキャシー・ベイツ

黙秘はこの映画自体も素晴らしかったと思います。特にキャシー・ベイツ。『ミザリー』でも有名ですが、この母親の演技は凄い。その苦労を重ねてきて押し黙ってきたコワい女の顔、深い愛情と憎しみを持つ母と女の顔。彼女の演技は静かだが重く壮絶です。映画はこれはこれでよかったが、キングの小説は、もう一つあっと驚く真実が隠されています。映画をみて小説を読んだとき、思わず、あっと叫んでしまったくらいです。

★★★★☆ 違う視点から

原作の「ドロレス・クレイボーン」は、主人公が延々と話し続ける物語でした。これをどのように映像化するのか興味がありましたが、娘からの母に対する視点を加えることにより、見事に解決されています。その意味で、原作と少し異なる意味合いにはなりましたが、それは別として、良く仕上がった作品となっています。なお『ミザリー』で怪演したキャシー・ベイツが今回もいい味を出しており、まさに彼女のために書かれた作品という感じがしました。ただ、原作を読んだ者としては、このタイトルは少し気に入りません。いくら核心部分を話していないにしても、何時間もしゃべって「黙秘」とは・・・。

作品の詳細

作品名:黙秘
原作名:Dolores Claiborne
監督:テイラー・ハックホード
脚本:トニー・ギルロイ
原作:スティーブン・キング
上映時間:132分
制作国:アメリカ合衆国
公開:アメリカ:1995年3月24日、日本:1995年10月28日
制作費:1300万ドル
興行収入:4600万ドル
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