南北戦争の時代を再現するグリフィス監督の巨大スペクタクル
ストーリー:南北戦争に引き裂かれた南部のキャメロン家と北部のストーマン家に育った若者たちは、敵味方となって戦わねばならない・・・。
出演:リリアン・ギッシュ、メエ・マーシュ、エルマー・クリフトン、ロバート・ハロン、ヘンリー・B・ウォルソール、ミリアム・クーパー、ベッシー・ラヴ、モンテ・ブルー、ドナルド・クリスプ
★★★★★ 立脚点が明快なので、物語に入りやすい。大長編の割には、体感時間はそれほどでもない。
映画の草創期を彩る傑作といってよい。KKKを肯定的に描いたとして、批判を免れない作品ではあるが、けっして美化というほどの印象は受けない。あくまで、「こういう見方もあるよ」との監督からのメッセージと受け止める。大河ものとして、南北戦争と戦後の南部の歴史を知らなければ、真の魅力は理解しがたいのだと思う。だが、私は表面的な知識しかもたないけれども、物語には自然と惹き込まれた。恐らくは、”南北の有力者子弟の恋模様”という、わかりやすい挿話を組み込んだことが功を奏したのだろう。”北部と南部””白人と黒人”という対比構造を、終始に亘って効果的に用いたことも、導入を促した。名作『風と共に去りぬ』の描写と比較をしても、面白いかもしれない。3時間に及ぶ大長編の作品で、通覧するのはさすがに大変だ。だが、体感時間としてはもう少し短かった。それは、本作の終盤が緊迫感にあふれて、視聴者の目を離さないからだろう。大ヒットを博したのも充分うなずける、アメリカ映画ファン必見の素晴らしい作品だ。
★★★★☆ 1915年にこれは凄い
映画の教科書に必ず載っている名作ですが、今日では、ポリティカル・コレクトネス的に問題ありということも言われています。たしかに黒人の描き方や、KKKをヒーローのように描いている点など気になります。ですが、純粋に映画としての力を言うならば、2時間半を一気に観せる力があります。クロース・アップ、平行モンタージュ、群集シーンが冴え渡っています。前半の南北戦争の戦闘シーン、後半の白人と黒人の対立など、凄い迫力です。映画の冒頭で、「戦争の悲惨さを描きたかった」という字幕が出てきますが、それは十分に達成されていると思います。この時代としては、やはりエポック・メイキング的だったでしょう。リリアン・ギッシュとメイ・マーシュの二人の女優が良い演技をしています。一度は観ておくべき映画であることは間違いありません。
作品の詳細
| 作品名:國民の創生 |
| 原作名:The Birth of a Nation |
| 監督:D・W・グリフィス |
| 脚本:フランク・ウッズ、D・W・グリフィス |
| 公開:1915年2月8日 |
| 上映時間:152分 |
| 制作国:アメリカ |
| Amazonで探す |
| Amazonプライムで視聴する(字幕版) |
| Amazonプライム30日間無料体験を試す |
| 楽天市場で探す |





























