「黒死館の恐怖」(’58)や「金星人地球を征服」(’56)など数多くのSFホラー映画を世に送りだしたAIP映画の礎を築いた事でも知られる名プロデューサー、ハーマン・コーエン。その彼が初めて単独で制作したのが本作「Target Earth」である。ある朝目覚めるとロサンゼルスはゴーストタウンと化していた。取残された人々は、金星から送られた巨大殺人ロボットから逃れつつ真相を探る…。心理サスペンス的な趣は、他のSF映画とは一味違ったユニークな魅力があった。
出演:リチャード・デニング、キャスリーン・クローリー、ヴァージニア・グレイ、リチャード・リーヴス、ロバート・ロアーク
★★★★★ ロボットはちゃっちーけど面白い
この時代のB級映画に凝っています。画面はモノクロ、ロボットは子供が段ボールで作るような代物ですが、ストーリーの展開の仕方が面白いと思います。最初、女性1人からはじまり、人が増えていき、その人物の性格がいろいろ異なり、トラブルが起きるという当時のおきまりのスタイルですが、今見ると新鮮です。当時は金星には大気があって、生物が住める環境だと考えていたことや、当時の電子技術ってやはり電子管だったんだなんて感心してしまいました。
★★★★☆ SFホラー??
監督がホラー映画を作っているが故にこの映画もホラー要素がいっぱい詰まっている。朝起きたら町に誰もいない、町には謎のロボット、銃を持った殺人鬼、これだけホラー的なものを久しぶりに見ました。最終的に決着がつかないまま終わるのもこの映画魅力だと思います。
作品の詳細
| 作品名:ロボット大襲来 |
| 原作名:Target Earth |
| 監督:シャーマン・A・ローズ |
| 脚本:ジェームズ・H・ニコルソン、ワイオット・オーダン、ウィリアム・レイナー |
| 公開:1954年11月7日 |
| 上映時間:75分 |
| 制作国:アメリカ |
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