スリラー

白い恐怖

アルフレッド・ヒッチコックが「汚名」(46)に先立って監督した1945年度スリラー映画

ストーリー:「緑の荘園」と呼ばれる精神 病院の新院長に赴任したエドワーズ博士(グレゴリー・ペック)。美貌の女医ピーターソン(イングリッド・バーグマン)は精神 医学界に於いて高名な彼に心を奪われてゆくが、ある日、彼女はエドワーズが白と黒の縞模様に対して異常な恐怖を抱いていることに気づく。ピー ターソンは彼が名前も知らない記憶喪失の患者ジョンである事を突き止めるが、 彼は自分が本物のエドワーズ博士を殺害したと思い込んでしまう。彼女はジ ョンの失われた記憶を辿ることによって、事件の裏に隠された意外な事実を暴いてゆく・・・。

出演:イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペック、レオ・G・キャロル、ジョン・エメリー、ウォーレス・フォード、ロンダ・フレミング、マイケル・チェコフ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 深層心理に挑戦

「白い恐怖の謎を解く」これでは、題名にならないけど、内容を短く言えばこうでしょう。ただし、物証を探すのではなく、人の心の奥に潜む深層心理の探求です。フロイドの心理学を一番熱心に取り入れたのは、アメリカだと言われます。そして、ハリウッド映画が熱心に吸収し、よく応用したのはヒッチコックです。この映画でバーグマンが、心理カウンセラー&心理ドクターとして登場します。やがて、客観的でなければならない役所(バーグマン)なのに、患者(グレゴリーペック)とお互いに感じ合い、恋心を持ってしまいます。フロイド心理学の動機の核心はセックスですから、自らそこにはまり込んでしまうのです。そのことと、ドクターとしての客観性が入り混じって映画は展開します。この映画が出来たのは、太平洋戦争終戦の年です。その年代から言えば、映画は演劇の影響を強く受けたままで、アングルは平板です。映像技術の出来ばえから言えば、未熟です。絵像の造りを観るより、人の心の奥を探求を楽しむ映画ではないでしょうか。

作品の詳細

作品名:白い恐怖
原作名:Spellbound
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ベン・ヘクト、アンガス・マクファイル
公開:アメリカ 1945年12月28日、日本 1951年11月2日
上映時間:111分
制作国:アメリカ
製作費:150万ドル
興行収入:640万ドル
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