マーク・ヘリンジャーと監督とジュールス・ダッシンが制作した刑務所の集団脱獄を扱った作品
ストーリー:ウェストゲイト刑務所は小心者の所長バーンズ、温情ある医師ウォルタース、所長の椅子を狙う野心家で冷血漢の看守長マンジー(ヒューム・クローニン)等により運営されていた。長い間ここに入れられているジョー(バート・ランカスター)には、彼の入獄も知らずにいる病身の娘ルース(アン・ブライス)がいて、これが彼の娑婆への未練であった。マンジーは囚人の中から適当な男を選んで囚人達の動向を探るスパイにつかっていた・・・。
出演:バート・ランカスター、アン・ブライス、ヒューム・クローニン、チャールズ・ビックフォード、イヴォンヌ・デ・カーロ、エラ・レインズ、ハワード・ダフ、ジェフ・コーリイ
★★★★☆ なんともいえないのだが
原題は、暴力ならぬ「獣力」とでもいうのだろうか、看守長の野獣的暴力を指しているようです。いや、獣だったら意味のない暴力なんて振るわないし、むそもそも暴力なんてものは彼らには存在しない。中にはいたぶることを楽しむかのような獣もいるとは聞くが、悦びまでは見いだせないはずだ。この映画が他と違うのは、「脱獄」が成功しなかったこと。後年の映画ではだれであれ、ヒーローにしてしまうところがある。刑務所に入れられた原因が無実の罪であったにしても、脱獄はできないのでなくては社会の安寧は守られない。ドクターの発言はそのあたりを指しているのだろう。上手くいってしまう映画だったら制作できなかったかもしれないしね。脱獄映画と言えば、「パピヨン」や「アルカトラの脱出」なんかが有名だが、あまり脱獄囚を英雄視してはいかんだろう。
作品の詳細
作品名:真昼の暴動 |
原作名:Brute Force |
監督:ジュールス・ダッシン |
脚本:リチャード・ブルックス |
公開:アメリカ 1947年7月10日、日本 1957年11月1日 |
上映時間:98分 |
制作国:アメリカ |
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