ホラー映画作家アルジェントの名を一躍高めた作品
ストーリー:アメリカ人女性スージー(ジェシカ・ハーパー)はバレエを教えるドイツの一流校に入学。校舎に到着した夜、ある女性が何か言いながら消えていく姿を目撃する。直後、女性は何者かに殺される。入学したスージーは厳しいレッスンを受けるようになるが、体調に異変が起きて倒れたり、同じ寮で友人になったサラ(ステファニア・カッシーニ)とともに怪しいうめき声や足音を聞くなど、異常な事態が続く。ついにある夜、サラは何者かに追われている気がして、寮の中をひとりで逃げるが・・・。
出演:ジェシカ・ハーパー、ステファニア・カッシーニ、フラヴィオ・ブッチ、ミゲル・ボゼ、バーバラ・マグノルフィ、エヴァ・アクセン、アリダ・ヴァリ、ジョーン・ベネット、ルドルフ・シュントラー、ウド・キア
★★★★★ 一度は視ておくべき映画です。
特異な映画ではありますが,好き嫌い以前に視ていただきたい映画です。塗って盛ったような極彩色の世界に、類を見ない霊感を感じてしまう独特な音響の怖さと登場人物どうしの関係の曖昧さ。いろんな要素が複合し視ている者によって恐怖を感じる対象も全く異なると思います。私自身は劇中のあの最初の殺人が起きる時の前兆らしき音響がとても恐怖でたまに頭の中でローテーションしてしまいます(笑)。
★★★★☆ 以外と良かった
あの懐かしい恐怖を煽るテーマ曲とともに始まるオープニング。赤を基調にした原色のセットや照明は、なかなか鮮烈で印象的。若干、雑な編集があり、途中で?と思ってしまうシーンはご愛嬌か・・・。内容を全く覚えていなかったので(2は結末をはっきり覚えている)、覚えていないということはイマイチかな?と期待しないで観てみたが、以外とまあまあだった。監督が何をやろうとしたかったのかが明確なのである。
独特の色彩感覚があり、装置や小道具にも凝ってるし、音響や電子音も駆使して新しい恐怖映画にチャレンジしようとしたのは◎。ま~、『エクソシスト』と比べるのは酷でしょう。あっちは人間の内面や根源にまで踏み込んだ傑作だから。こっちは純粋なホラー作品として歴史に名を留める映画ではないでしょうか。
作品の詳細
作品名:サスペリア |
原作名:Suspiria |
監督:ダリオ・アルジェント |
脚本:ダリオ・アルジェント、ダリア・ニコロディ |
公開:イタリア 1977年2月1日 |
上映時間:99分 |
制作国:イタリア |
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