無実の罪を晴らすべく奔走する男 危機また危機の大逃走劇!
ストーリー:カリフォルニアの航空機工場で、破壊工作と見られる爆破事故が発生。現場でガソリン入りの消火器を手にしていたことで、容疑者とされたバリー(ロバート・カミングス)は、手錠をかけられたまま逃亡。道中知り合った若いモデル娘パトリシア(プリシラ・レイン)の協力を得て、彼に消火器を手渡した真犯人フライ(ノーマン・ロイド)の捜索を開始する・・・。
出演:ロバート・カミングス、プリシラ・レイン、オットー・クルーガー、ボウハン・グレイザー、ノーマン・ロイド、アラン・バクスター、クレム・べヴァンス、マレイ・アルパー
★★★★★ スリル満点
話の展開が安易すぎる所はありますが、最初から最後までスリルのある映画です。主演者二人が、あまり名の知られていないせいか評価が低いようですが、プリシラ・レーンはこの後に作られた「毒薬と老嬢」と共に好演でし、ロバート・カミングスも不満という程ではないと思います。ヒッチコックはこれより前に「サボタージュ」で破壊工作を扱っていますが、私はこちらの方が好きです。戦争中の作品のせいもあると思いますが、助け合う人たちが良く出てきますし、ロマンスも適当に折りこんでいるのが良いと思います。ラストの「自由の女神」は万人が認める名シーンですが、女神の顔がこんなに怖いと思ったのは初めてです。
★★★★☆ これでもか!の名場面目白押し
有名な自由の女神のシーンや映画館での銃撃戦など見どころいっぱい。破壊工作員に間違われた主人公を次々にいい人が出てきて助けるのも印象的。“判決が出るまで無罪と信じるのは国民の義務だよ”や“時には法律を無視するのも義務だと思う”なんてヒッチコックらしいセリフですが、この作品が真珠湾攻撃の頃に撮られたことを考えると意味深いものがあります。
作品の詳細
作品名:逃走迷路 |
原作名:Saboteur |
監督:アルフレッド・ヒッチコック |
脚本:ピーター・ヴィアテル、ジョーン・ハリソン、ドロシー・パーカー |
公開:アメリカ 1942年4月22日、日本 1979年4月28日 |
上映時間:109分 |
制作国:アメリカ |
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