スリラー

ゾンビ・リミット

『REC』製作チームが放つ、最新型ゾンビ映画!

48時間ゾンビ化を防ぐワクチンを巡り、人間たちの本性が露わになっていく!

ストーリー:幸せなカップルのケイトとアレックス。ケイトは、ゾンビウイルスに感染した患者“リターンド”をサポートする病院で働いている。リターンドの保護に反対する人々も多く、過激なグループは暴動を起こしていた。そして、まことしやかに囁かれる噂が出回る。ゾンビウイルスを抑制するワクチンの残数はあと僅かである、と。ケイトとアレックスは、大量のワクチンを抱えて逃亡することを決意。ワクチンが無くなっていく恐怖、政府に発見される恐怖に怯える二人だが、本当の恐怖は別の所にあった。

キャスト:エミリー・ハンプシャー、クリステン・ホールデン=リード、ショーン・ドイル、バリー・フラットマン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ B級映画ではありませんでした。

普通のゾンビ映画かと思って観たら、非常に考えさせる良質な人間ドラマに仕上がっております。基本的に登場人物は主人公を含めて全員自己の利益(恋人を救うため動くのも家族単位で考えれば自分のため)のみで動く人しかいません。人間のあるべき姿を問えば、正しくない人間しか登場してきませんが果たして自分が同じような立場だったらと考えるととても間違っているとは言えません。人間は限りある命で自己の利益を最大化するだけの存在なのかと考えると妙な孤独感がわいてきました。命は間違いなく限りがあり、結局死ねば何も残らないにもかかわらず、生きている時は他人を顧みず自己の利益を追求するという行動をしてしまうという人間の性を感じずにはいられませんでした。やはり分かち合いの心というものは理想論でしかないのでしょうか。果たして人間は理性的な考えでこうした性を乗り越える事が出来るのでしょうか。ラストの主人公の復讐心を見る限りそれは難しいと感じました。B級映画を観たつもりがちょっと物思いに耽ってしまいました。なんか良質な時間を過ごす事が出来ました。

★★★★★ ゾンビ映画としての新たな開拓者

ゾンビ映画が流行した事で、駄作がどんどん溢れかえる昨今。(もっとも昔は少ない作品数の中、駄作だらけの中から良作を発掘する状況だったが)この映画はゾンビ映画の新たな切り口を開拓したと言っていい良作です。本作はゾンビ映画ながら、ゾンビ自体はほぼ出ず、パニック戦などは一切ありません。どちらかと言えば、ロメロ映画のコンセプトである「ゾンビよりも人間の方が怖いかもしれない」をエスプレッソのように抽出したような感じ。某ゾンブレックスのように一時的にゾンビ進行を止める薬、そしてゾンビキャリアとなってしまった感染者達、全ての感染者達を救うだけの薬の量はない。ゾンビ化というサイレントキラーに忍び寄られる中、真綿で首を絞められるように決断を迫られる人々。ぜひ見て欲しい一作です。

★★★★☆ 面白かった。

色々考えさせられます。この様な状況で真実を話す事が良い事なのか?どこまで人を信じるべきか?駄作の多いゾンビ映画では上出来の作品です。★は3か4か迷いましたが、よくできたゾンビ映画なので4にしました。

★★★★☆ 掘り出し物

パッケージ写真から想起されるようなアクション要素はほぼ皆無です。作品説明を読めばお分かりになると思いますが、ゾンビとの格闘や逃走の話ではありません。差別や偏見、業と選択といった、人間性をテーマとした社会派ドラマです。役者さんの演技も上手く、カット割りもスムーズで、派手な展開や恐怖描写は少なめですが一気に最後まで見られる作品でした。闇と光のコントラストが美しい画面も印象的です。低予算なんでしょうけど、貧乏臭さは全く感じませんでした。僅かに出てくるゾンビのメイクも良く出来ていましたので、もう少しゾンビの見せ場があっても良かったかも知れません。

作品の詳細

作品名:ゾンビ・リミット
原作名:The Returned
監督:マヌエル・カルバージョ
脚本:アテム・クライチェ
公開:2013年10月18日
上映時間:98分
制作国:カナダ、スペイン
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