スリラー

ファイヤーウォール

コンピュータ・セキュリティ最大の弱点は、それを作った人間だった!

現代社会におけるずべての大企業はもはやコンピュータ・セキュリティなしには存在しえない。そして、これらのシステムは常に姿の見えない”強盗犯”の脅威にさらされている。例えば、ネット・バンキングがいまや当たり前のように行われているこの時代、銀行のネットワークは4分に1回狙われているといわれている。それらに対抗するため、いたるところに設置された監視カメラ、絶えず更新されるアクセスコード、そして、外部ネットワークからの不正侵入を阻止する電子の砦、ファイヤーウォール。だが、どれだけ精巧な対策を講じても突破口を見つける者がいる。どれだけ完璧なシステムであっても、あざ笑うかのように裏をかく犯罪者がいる。

ストーリー:男の名はジャック・スタンフィールド(ハリソン・フォード)。銀行のコンピュータ・セキュリティ・システムの専門家だ。彼が作ったセキュリティ・システムは業界で最高、最強の防御力を誇っている。しかし、そこには彼自身も気づいていない弱点があった。その弱点に目を付けた強盗グループは、彼の個人情報のあらゆる部分に侵入し、彼の人生を完全に支配してしまう。家族、プライバシー、自由、未来、確かなものと信じていたすべてを奪われた男が受けた命令は、自らが守るべき銀行のセキュリティ・システムに侵入し金融資産を強奪すること。現代ネットワーク社会の盲点を突いた、最新の銀行強盗の手口。要塞のようなセキュリティ・システムの弱点、それは、設計者の男自身だった。退路を断たれた男は、全人生を賭して、自ら作り上げた最高レベルのファイヤーウォールに挑むことになる!?

出演:ハリソン・フォード、ポール・ベタニー、ヴァージニア・マドセン、メアリー・リン・ライスカブ、ロバート・パトリック、ロバート・フォスター、ニコライ・コスター=ワルドー、ジミー・ベネット、カーリー・シュローダー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 最初から最後まで目が離せない

とても、ハラハラした映画でした。ハリソン・フォードさんの映画は、本当に大好きです。

★★★★★ こんなハリソンを待ってました。

コンピュータへの侵入方法は、トラップを踏まぬよう、アナログな方法でデータを盗み出し、デジタル変換していたのには驚いた。ネタとしてはTV『24』の情報戦の一部をボリュームアップしたみたいで、ハラハラドキドキ。予告編を見たときは小粒なドラマだと思ってなめてかかったが、なかなか面白い。ここのところハリソン・フォードは、悪役やコメディ、島流しといろいろな役に挑戦してきたが、あまりパッとしなかった。今まで定番とも言えた、ハイテク機器を駆使しながらも、追いつ追われつ、家族を守るために悪者と素手で戦う姿。やっぱりハリソンはこうでなくちゃいけない。これがアメリカの父親像だ。張り切るハリソンだが、どう見てもしわくちゃでお爺さん顔。そんなハリソンだが、いくら歳を取っても、がむしゃらに戦う男を演じて欲しい。この映画は、公開当時はあまり流行らなかったが、「パトリオットゲーム」なみに面白かった。脇役では、『ターミネーター2』の液体金属が上司。『24』のネットワークスペシャリストが秘書だったのが興味深い。

★★★★☆ それなりに楽しめます!

この映画は、ハリソン・フォード演じる銀行のセキュリティシステムの専門家ジャックと彼の家族を人質にして銀行強盗を企てる一味の攻防を描いたものです。 そもそもファイヤー・ウォールとはネットワークへの不正なアクセスを防ぐ障壁のことですから、当然ジャックがPCに向かってあれやこれや障壁を取り除く情景を想像したのですが、そんなわけもなく、どちらかと言うとアクション映画かなと思います。たとえばジャック・ライアン・シリーズのような感じでしょうか。3年ぶりの映画出演となるハリソン・フォードですが、アクションがかなりきつそうです。やはり歳には勝てませんね。強盗一味のボスを演じるのはポール・ベタニー。こういう冷徹な悪役が似合いますね。今後に期待です!けっこう、「えー!」と思うシーンもありますが、あんまり深く考えないで見れば、それなりに楽しめる映画だと思います。

★★★☆☆ 可も無く不可も無い、定番の映画

今回、ハリソンフォードは、コンピューターセキュリティーに通じている会社重役という設定で、敵の罠にはまり窮地におちいりながらも、執念深く反撃に転じるいつものヒーローを演じます。後半、警察に追われながらも一人、犯人に対抗する場面はまるで『逃亡者』のキンブル医師。年はとりましたが、まだまだ健在。彼のファンなら安心して見られる一本です。ただ、タイトルや、彼の役柄から、最先端のサイバー犯罪映画を期待するのは間違いです。犯人の手口も含め、実は非常にオーソドックスなアクション映画。小道具にipodが使われるシーンにやや「現代らしさ」を感じましたが、それ以外は過去において、どこかのアクション映画で見かけたような、場面、状況、展開が満載です。この映画ならではの、突出した何かに欠ける印象なのは残念。おそらく、無数にあるハリウッドのアクション映画の中に埋もれてしまう作品だとは思いますが、そこそこストーリーもよく練られているので暇な時に見ても損はしないです。

作品の詳細

作品名:ファイヤーウォール
原作名:Firewall
監督:リチャード・ロンクレイン
脚本:ジョー・フォート
公開:アメリカ:2006年2月10日、日本:2006年4月1日
上映時間:106分
制作国:アメリカ
製作費:5000万ドル
興行収入:8200万ドル
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