ビートルズを鮮烈に映画デビューさせた俊英、リチャード・レスターが監督を務め、戦争の愚かさをブラックユーモアで笑い飛ばす大傑作!!
ストーリー:時は、第ニ次世界大戦のさなか。イギリス軍のある中隊は、とんでもない命令を受ける。その任務とは、敵陣の向こう側に、VIPのためのクリケット場を作ること。万時がこんな調子の中隊は、北アフリカ、フランス、ドイツと転戦する間に犠牲者が増え続ける・・・。
出演:マイケル・クロフォード、ジョン・レノン、ロイ・キニア、リー・モンタギュー、ジャック・マッゴーラン、マイケル・ホーダーン、ロナルド・レイシー、ロバート・ハーディ、アレクサンダー・ノックス
★★★★★ シュールにして傑作?
「反戦映画です!」といった肩肘はった処は全く無いのに痛烈な皮肉とシュールな映像表現で映画史上に類をみない傑作となった作品。「キャッチ22」と「未来世紀ブラジル」を合体させた雰囲気、もしくはティム・オブライエンの「カツィアトを追跡して」の第2次世界大戦版(時系列的にはティム・オブライエンの方が本作の影響を受けたと考えるべきなのですが)といった感じです。リチャード・レスター監督は「スーパーマン」シリーズなどでもモノスゴイ悪ノリを見せていますが「月ロケットワイン号」「Bed sitting room」など60年代には恐ろしくシュールなSF作品を制作していて、むしろ監督の脳みその中ではこういうシニカルなモノのほうが、多くを占めているのではないかと思える。
★★★★☆ ジョンの出番は少ないけど・・・
グッドボディ中尉の回想録、ジョンはその一兵卒。入隊、訓練、クリケット場造りでのドタバタ、ナンセンスなブラックユーモアがいっぱい。シュールな映像で戦争の愚かさ、無意味さを描いています。撮影当時ジョンが髪を短く切った事が大きな話題となったそうです。ビートルズ映画でお馴染みの俳優が5人程出ています。ジョンは画面のあちこちに写っていますので隅々までよく観てください。「誰がどのようにして戦争に勝ったか?」一見の価値有りです。
作品の詳細
作品名:ジョン・レノンの 僕の戦争 |
原作名:How I Won the War |
監督:リチャード・レスター |
脚本:チャールズ・ウッド |
公開:イギリス 1967年10月18日、日本 劇場未公開 |
上映時間:109分 |
制作国:イギリス |
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