連合軍と日本軍の攻防を、オールスター・キャストでエネルギッシュに描いた名匠ロバート・アルドリッチ監督の戦争活劇
ストーリー:第ニ次世界大戦の末期、太平洋戦線のある島ではジャングルの中の山口少佐(高倉健)ら日本軍とイギリス軍が睨み合いの状態にあった。そこに日本語を話せる米軍大尉ローソン(クリフ・ロバートソン)が派遣され、ハーン二等兵(マイケル・ケイン)らとともにジャングルの中へ潜入していくが・・・。
出演:マイケル・ケイン、クリフ・ロバートソン、ヘンリー・フォンダ、イアン・バネン、ハリー・アンドリュース、デンホルム・エリオット、ロナルド・フレイザー、高倉健
★★★★★ 意外にも高倉健がかっこいい
さまざまなキャラクターの性格に深みがあって面白いです。戦争という過酷な状況下で、どう人間の心理が働くかを、ちゃんと考えられて作られていました。見終わった後は、戦争のむなしさだけが残ります。政治に左右されず、人間同士の対話であれば、戦争は防げるのではと考えさせられます。変な邦題ですが(原題Too Late The Hero)、おしつけがましくない反戦映画です。日本人が変なキャラクターとして描かれている映画も多いですが、この映画ではそういうことはありません。敵側である日本兵役の高倉健が一番、まともな人間性を持っているキャラクターとして描かれていました。わかーい高倉健がかっこいい映画です。
★★★★☆ まさにtoo late the heroだ。
この映画には、最初から勇敢なヒーローは、いません。復讐心に燃える上官と、疲れ果てやる気のない兵士、もともとやるきのない派遣将校それらが、みつどもえとなり、ある危険な任務遂行すると言うストーリーです。そしてタイトルでボロボロとなっていく旗に象徴されるように、最後には敵味方とも・・。人間模様が面白く描かれておりお勧めできる作品です。高倉健が海外映画に本格的に出演した初めての作品ですが、なかなかの好演です。健さんファンも是非どうぞ。
★★★☆☆ 燃ええる戦場
通常の戦争映画とは一風異なり、イギリス軍兵士はイギリス紳士らしくなく不真面目。アメリカ兵はヒーロー意識なくいつもサボることばかり考えている。そして高倉健演じる日本軍将校は映画には珍しく理知的で論理思考タイプ。戦闘シーンは小粒ながらもジャングルを舞台にした知恵比べが爽快。
作品の詳細
作品名:燃える戦場 |
原作名:Too Late the Hero |
監督:ロバート・アルドリッチ |
脚本:ロバート・アルドリッチ、ルーカス・ヘラー |
公開:アメリカ 1970年5月20日、日本 1970年10月10日 |
上映時間:133分 |
制作国:アメリカ |
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