ドラマ

陽のあたる場所

危険な愛と欲望に運命を振り回される男女たちの姿を描いた人間ドラマ

ストーリー:母子家庭で恵まれない環境下に育った青年ジョージ(モンゴメリー・クリフト)は、伯父が経営する水着製造工場で働くようになり、そこでアリス(シェリー・ウィンタース)という女性と親しくなる一方、裕福な階層の令嬢である社交界の華、アンジェラ(エリザベス・テイラー)と出会って彼女と付き合いだす。やがてジョージはアリスを妊娠させながら、アンジェラと別荘でひと夏を過ごし、それからアンジェラとの結婚話を進める。そしてついに意を決して、自分を呼び出したアリスに別れ話を語りだすが・・・。

出演:モンゴメリー・クリフト、エリザベス・テイラー、シェリー・ウィンタース、アン・リヴェール、レイモンド・バー、ハーバート・ヘイス、キャスリン・ギブニー、キーフ・ブラッセル、シェパード・ストラドウィック、イアン・ウルフ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★  アメリカの悲劇

自然主義作家セオドア・ドライサーが実話に基づいて書き起こした社会派の作品です。貧困層から這い上がった主人公の前に置かれた「日の当たる場所」は誰もが望んで止まないものでしょう。原作が「アメリカの悲劇」と題されている通り、過去を変えられないのなら「抹殺」してしまおうとする主人公に、ある意味同情を禁じ得ないのはアメリカ社会の成功の甘い誘惑かもしれません。元恋人の死を前にして己の死と向き合い受け入れていく主人公、観客も正義とは何か、正しくあるとは何かをともに考えざるを得なくなります。特筆すべきは演じたリズの輝くばかりの美貌、モンティの陰りある美しさでしょうか。モンティにぞっこんだったリズとの共演で二人の共演シーンはある彩りを感じます。かたや被害者役のシェリー・ウィンタースはこの役を得るために万全の備えで臨んだそうでこちらは重厚感を与えています。まだご覧でない方がおられましたらぜひご覧いただきたいと存じます。一見に値する作品です。

作品の詳細

作品名:陽のあたる場所
原作名:A Place in the Sun
監督:ジョージ・スティーヴンス
脚本:マイケル・ウィルソン、ハリー・ブラウン
原作:セオドア・ドライサーアメリカの悲劇
公開:1951年8月14日、日本 1952年9月24日
上映時間:122分
制作国:アメリカ
製作費:230万ドル
興行収入:700万ドル
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